クロイワ鍼灸治療室 黒岩 正明 院長 MASAAKI KUROIWA
2007年から全日本鍼灸学会会員、日本鍼灸師会会員、日本良導絡自律神経学会会員、日本刺絡学会認定鍼灸師。2011年より東京入江FT塾臨床科在籍。
2007年から全日本鍼灸学会会員、日本鍼灸師会会員、日本良導絡自律神経学会会員、日本刺絡学会認定鍼灸師。2011年より東京入江FT塾臨床科在籍。
高校時代には野球(甲子園出場)、そしてテニスと運動を続けており、体には気をつけていたこともあり、医療関係にはずっと興味を持っていました。大学卒業後、フランスに2年ほど留学していた時、現地で東洋医学が紹介されていたんです。その時は海外にいながら日本の文化を見直すことになりましたね。それが鍼灸の道へ興味を持つきっかけになりました。帰国後、医療機器の輸入販売の仕事をしながら、鍼灸の勉強をして資格を取得したんです。
皮膚を通して神経やエネルギーの通り道である「経路」を刺激する事で自分で自分を元気にするのが鍼灸です。西洋医学は薬物治療と手術治療が中心で、すぐ薬を処方されて、患者さんは薬漬けになってしまっています。ところが、実際に処方された薬を飲んでいない患者さんも多いんですよ。その上、10年前に効果があると言われていた薬が今では禁止になったりなど、西洋医学には矛盾も多い。東洋医学は人間が生まれもった自然治癒力を刺激してあげることで、自ら良くなっていきます。現在ではWHO(世界保険機関)で効果が認められ、鍼灸の良さが世界に広まっています。
私は海外の学会などにも積極的に参加しています。国際学会では中国が主導となり鍼灸の普及を進めています。欧米でも多くのアジア圏の人たちが鍼灸治療をしています。先日もリスポンで学会に出席し、日本の鍼灸治療について発表してきました。発表後にブースで、治療法の紹介や健康チェックなどを行ったのですが、人が溢れるほど集まり、東洋医学への関心の高さにあらためて驚きました。鍼灸はコストパフォーマンスもよく、そしてエコな治療法でもあります。そういう意味でも海外でも注目され始め、世界中に広がっています。
その反面、日本ではまだ鍼灸は西洋医学のふきだまりのようになってしまっているんですよ。西洋医学の治療で取れない痛みや術後の経過が悪いという場合に、最終手段として東洋医学に頼って来る方が多いのですが、もっと積極的に初めから取り入れて欲しいと思います。
『悪くしない』『安全に施術する』ということですね。患者さんが気持ちよく、気分よくなってくれるようにと思っています。来院された時は痛みやストレスなどを抱えていらっしゃるので、皆さんとても暗い顔をしていらっしゃるんですよ。施術を終え、明るい表情で帰ってもらえるように努めています。
現在の中国医学は、昔のものとは少し違い単純化されてきています。その良い部分と、日本の鍼灸の良い所の両方を取り入れ、新しい治療ができると思っています。薬漬けの生活から逃れ、自己免疫力を強化し、生活の質改善のお手伝いをいたしますので、お悩みがある方はお気軽にご相談ください。
※上記記事は2009.9に取材したものです。
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