今村 圭一郎 院長(あおぞら歯科)のインタビュー

あおぞら歯科 今村 圭一郎 院長

あおぞら歯科 今村 圭一郎 院長 KEIICHIRO IMAMURA

鹿児島大学卒業
都内、神奈川県内の医院で研鑽を積み開業
・都内往診部 部長
・横浜総合病院 歯科口腔外科 非常勤

自身にマッチした「人のお役に立てる職業」

実は大学の工学部に一度進み、そこから一念発起して歯学部に入り直したという経緯があります。工学と歯学、この2つには共通点があります。どちらも細かい仕事が要求されるというのが1つ。それから、お口の治療はよく家を建てることに例えられます。要するに、歯ぐきが地面であり、立派な家を建てるにはまず地面の部分をしっかりしていきましょうという具合です。しっかりと順序を踏んだ上にきれいなものが作られていく。「人のお役に立てる職業」ということに加え、歯科における治療の組み立てが私にマッチしていたということだと思っています。地元の大学を卒業後、すぐに東京に出てきて研鑽を積みました。歯科医師として思うのは、確かに学問や知識は大事です。しかし、それも技術も伴ってこそ、ですよね。より多くの質の高い経験を求め、休日返上で勉強会や非常勤として病院口腔外科や往診業務に従事し、10年余りを過ごしました。

2013年の9月に『あおぞら歯科』を開院しました。私は20年ほど前にスペインのバルセロナに行ったことがあります。皆さんもご存知の通り、バルセロナには建築家アントニオ・ガウディの手による作品が多数残されています。その1つにグエル公園という場所があるんです。

公園は、バルセロナの街を見下ろせる小高い丘の上にあり、私はそこで非常にきれいな青空を目にしました。その時の私の気持ちをどう表したらいいのか、清々しいというか、気持ちを鼓舞されるというか、ポジティブな気持ちが湧き立つようでした。その青空を見て、将来の医院の名前を決めたのです。医院のロゴモチーフをモザイクタイルの様にしたのはグエル公園がモデルです。患者さんはお口に関する様々な悩みを抱えて歯科医院にいらっしゃいます。すべての方が、澄みきった青空のように爽やかな笑顔を取り戻していただけるよう、全力を尽くして診療に取り組んでいきたいと考えています。

万全の衛生管理を、新型コロナウイルス対策に繋げる

当院では患者さんのお口の中に入るものは全て、ディスポーザブル、もしくはオートクレープによる減菌処置をおこない、お一人おひとり清潔な器具と材料により診療に当たります。「スリーウェイシリンジ」というお口の中に風や水をかける機械を例にしてお話しさせて頂きますね。他の医院では機械の先の部分のみ取り替えたりするのですが、当院では、患者さん毎に機械を丸ごと取り替えるようにしています。
清潔であること。これは新型コロナウイルス対策にも繋がっております。新型コロナウイルスが流行する前から、当院では滅菌には力を入れていたので、そこまで慌てる必要はありませんでした。しかし、更に万全な対策をするべく、各ユニットに一台、「口腔外バキューム」を設置しております。治療で歯を削ると、どうしても飛沫が飛んでしまうんです。しかし、その飛沫を口腔外バキュームが吸い込んでくれるので、より万全な新型コロナウイルス対策に繋がります。他にも、消毒液や空気清浄機の設置、定期的な院内の換気等、基本的な対策も勿論行っています。

神奈川県歯科医師会からは"感染対策強化型診療所"として、いち早く認定されました。引き続き、万全な新型コロナウイルス対策をしていきますので、安心してご来院頂ければと思います。

「診療の見える化」で患者さんの心の負担を軽減

歯科治療の「怖い」「痛い」というイメージは「何をされるかわからない…」という、患者さんの不安から生まれるといわれます。そこで、当院では「見える化」を徹底することで、患者さんの不安を取り除いていきたいと考えています。例えば、口腔内カメラの使用がその1つです。患者さんは、自分のお口の状態がどうなっているかを、途中経過を含めて精彩な写真でbefore、afterを確認することが出来ます。また、当然のことですが、見ていただくからには、その質を問われることにもなります。常に緊張感を持ち、プロとしての仕事をしていかなければならないのは言うまでもないことです。

他にも当院では治療用の説明ツールを用い、アニメーションによる治療の説明をおこなっています。これは、「どこをどう処置していくのか」ということを視覚的にわかりやすく説明するものです。特に、いわゆる根っこの治療などは、一般の方に非常にわかりづらい面があります。何が原因で痛むのか、どのくらいの治療工程を経る必要があるのか。実際の処置に取りかかる前に一通り説明をおこなうことで、患者さんの心の負担を軽減することにつながると考えています。

スムーズ且つ安心安全な「歯科用CT」

当医院には歯科用CTを設置しています。通常のレントゲン写真が2次元画像なのに対し、歯科用CTは3次元での解析ができるため、より正確に精密な診断が可能になります。また、撮影から診断までが格段に速くなり、治療がよりスムーズに進みます。親知らずの抜歯やインプラント治療、神経が近い位置にある歯の治療の際に、歯科用CTを撮ることが多いのですが、詳しい歯の状態が分かりますので、より安心安全に抜歯ができます。抜歯やインプラント治療に抵抗や恐怖を覚える患者さんもいらっしゃると思いますが、是非、一度ご相談ください。

どなた様でも安心して来て頂ける優しい歯科医院に

当院ではベビーカーや車イスの方々に配慮し、診療台1つ1つのスペースを広くとり、通路にも余裕を持たせています。私は、この10年ほどずっと訪問診療に携わっていました。今後、当院でも積極的に対応をしていきたいと考えていますが、訪問診療では設備的におこなえない処置というものが出てきます。そうした際、介護タクシー等をお使いいただいて医院にお越しいただくためにも、バリアフリーであることが必須な条件となるんですね。また、当院ではトイレも通常より広めのスペースをとり、中にオムツ替えシートを備えています。小さなお子さま連れの方の「あ、オムツが…」という場合にも、あせることなく対処していただけるものと考えています。いらっしゃる全ての方に安心していただけるよう、優しい歯科医院でありたいというのが私の目指すものの1つでもあります。

これから受診される患者さんへ

スタッフには保育士資格を有するものが在籍していますので、お問い合わせいただければ、その時間にお子さんの面倒を見るという対応が可能です。また、私を含めその他のスタッフも子育て経験のある人間ばかりですので、小さなお子様を連れたお母さんも安心していらしていただければと思います。

開業当初に比べると、ご来院頂く患者さんの数もかなり増えており、今では予約が2~3か月待ちなんてこともあります。それに伴い、スタッフの人数も増やし、去年の3月には、ユニットを1台、新たに設置しました。更に多くのご予約に対応させて頂くよう、工夫を凝らして参ります。

『あおぞら歯科』では、「いかにして自分の歯を長く保っていただけるか」をテーマに、口腔内清掃やフッ素塗布(無料)、かみ合わせ診断など、トータルでの予防プログラムの充実にも力を入れています。お口に関することは何なりとご相談ください。皆様に喜びと笑顔を届けられるよう、全力を注いでいきたいと考えています。

※上記記事は2021年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

あおぞら歯科 今村 圭一郎 院長

あおぞら歯科今村 圭一郎 院長 KEIICHIRO IMAMURA

あおぞら歯科 今村 圭一郎 院長 KEIICHIRO IMAMURA

  • 出身地: 鹿児島県
  • 趣味・特技: サッカー・フットサル、スポーツ観戦
  • 好きな本・愛読書: ドキュメンタリー
  • 好きな映画: ショーシャンクの空に
  • 好きな音楽・アーティスト: Mr.Children
  • 好きな言葉・座右の銘: 事上錬磨
  • 好きな場所・観光地: グエル公園

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