|
 |
|
 |
|
 |
|
 |
|
|
 |
 |
萩原 優 院長
ハギワラ マサル
MASARU HAGIWARA |
|
 |
 |
イーハトーヴクリニック |
|
 |
 |
生年月日:1945年9月23日 |
|
 |
 |
出身地:東京都 |
|
 |
 |
血液型:A型 |
|
 |
 |
趣味・特技:セミナー受講 |
|
 |
 |
好きな本・愛読書:誰がかまうもんか?! |
|
 |
 |
好きな映画:ノンフィクション |
|
 |
 |
好きな言葉・座右の銘:健康とは心の平和 |
|
 |
 |
好きな音楽:ジャズ |
|
 |
 |
好きな場所・観光地:上高地 |
|
 |
 |
|
|
 |
 |
■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。 |
 |
「何が何でも医者にならなければ…」という志とは縁遠かったように思います。周囲を見渡せば、親戚に歯科や医科の人達はいました。それから、私は高校1年生の時に母を胃がんで亡くしていますから、その影響もあったのかもしれません。しかし……はっきりとした理由は今もってわからないというのが本当のところで、様々な思いが絡み合い、今の私があるということではないでしょうか。
大学を卒業後、東京女子医大での研修を経て、聖マリアンナ医科大学の消化器外科に入局しました。外科は内科に比べると、技術系ということになります。少し乱暴な言い方にはなりますが(笑)、当時は「頭はいらないから、体力があれば良い」といった言い方をされたものです。まあ確かに、大変な環境でありましたし、そこで30年というのは、よく保ったほうだと思いますよ(笑)。
『イーハトーヴクリニック』をこの地に開設したのは、2007年のこと。代替医療というものに目が向くようになり、大学病院から身を引き、数年が経ってからのことでした。 |
■『イーハトーヴクリニック』を開くに到った理由とは? |
 |
いわゆる西洋医学において、がんの治療は、手術、抗がん剤治療、放射線治療のいずれかということになります。その3つを駆使してなんとか患者さんの命を救おうとするわけですが、残念ながら命を失う方が少なくないことも事実です。
西洋医学的ながん治療は、状態が悪くなるとやがて続けることが出来なくなります。これは患者さんの立場からしてみますと、ある日突然、崖から落とされるように思われるかもしれません。また、そこまでいかなくとも、行き場がなくなるように感じることは確かなことでしょう。
西洋医学にはもはや適用がない。かといって、ホスピスに行く気にはまだなれない。患者さんの辛さを分かち合い、その心の支えになっていければという思いで開いたのが、『イーハトーヴクリニック』なのです。 |
■患者さんは何を求めて来られるのでしょう? |
 |
治療方法の選択が第一というところでしょう。がんが見つかり、まだ様々な選択肢がある段階において来られる方であれば、手術に踏み切るべきか、それとも、自然治癒という方法はないものかといったことを相談しにいらっしゃいます。その中には、親からもらったものを単純に"切ってしまう"ことは許されるのだろうか?と考える方もいらっしゃいます。他に道はないものだろうかと、相談しに来られるわけですね。
「がんは悪いもの」というのが一般的な捉え方でしょう。ただし、自分がその状況を受け入れるには、様々な形が存在しても良いわけです。私自身の捉え方を申し上げますと、がんとは中立なものであり、良いものでも悪いものでもないという考え方を持っています。ここではむしろ、患者さんから様々なことを教えていただいてるような気がしますね。 |
|
■実際の治療の方法について教えてください。 |
 |
身体と心。その両方があるのですが、身体に関しては免疫力を高めるということに行き着きます。がんが出来た要因を免疫力の低下ととらえ、その免疫力を食事やサプリメント、あるいは注射といった方法で高めていくものです。それから、身体と心は本来は一緒のものです。カウンセリングや催眠療法によって心の平安を取り戻すことで、失った免疫力を取り戻す一助となることも考えられます。
私自身、これまでずっと西洋医学に携わってきました。その良さも充分に知っているつもりですし、それを否定するつもりはまったくありません。ただし、そこに限界があることもまた事実なのです。当クリニックでは、代替医療ではなく代替補完医療をおこなっています。補完とは、お互いに補うということ。お互いの良いところを取り入れつつ、患者さんの身に寄り添う医療を提供していきたいと考えています。 |
|
■最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。 |
 |
私は少なくとも1時間は患者さんとお話をさせていただくようにしています。私自身の経験も踏まえた上での話ですが、一般の病院において充分な時間をとって話をすることは、なかなか難しいものがあります。患者さんからすれば、言いたくて言えないもどかしさが積もり積もっていくわけなのです。
ここでは、その方の辛さをお伺いし、これまで私がお会いした様々な方のお話をさせていただきます。「こんな考え方もあるんだ」その気づきが、閉じていたものを開き、患者さんを笑顔にさせてくれるのです。
ノーベル賞を受賞したシュバイツァー博士は、「本当の医者とは、患者さんの中にある医の力を最高に発揮させるものだ」という言葉を残しました。自分の中にある自然治癒力。患者さん自らがそれに気づき、実行してく。私は、それを傍で見守り、お手伝いする役割を果たしていきたいと考えています。
※上記記事は2015.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
|
|
|
|
|
 |
|
|
|