紫歩 主宰（SMD さかいミュージック＆ダンス/SMDさかいバレエスタジオ)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

クラシックバレエを始めたのが4歳の時。その後、ピアノと声楽を習い舞台出演を重ね、音楽大学に進学しました。卒業後は劇団に所属し“歌役者”として活動後、イギリスへ留学しました。私自身が「教える」ことを始めたのはまだ学生の頃のことで、自分の活動をしながら本格的にダンスや音楽を教える拠点を作りたいと考え、2006年に『SMDさかいミュージック＆ダンス』を設立しました。
近所にお住まいの方々が気軽に、そして気楽にダンスや音楽を学んでいただける教室でありたいと思っています。

『SMD さかいミュージック＆ダンス』の概要をお教えください。

小さなお子様からシニアの方、初心者の方からプロフェッショナルの方まで、音楽やダンスを「やってみたい」「上手くなりたい」という方を『SMD』は応援します。ダンスコースではバレエ、フラメンコ、タップ、ジャズ、ミュージックコースではボーカル、ピアノ、三線と幅広い講座を開講し、それぞれ専門の講師が生徒さん各自の目標に合わせて丁寧に指導をしています。
なかでもあまり馴染みが無い講座は三線かもしれません。三線は沖縄を代表する楽器で、三味線よりも小さく奏法も異なり音も柔らかいのが特徴です。
沖縄旅行に行って民謡の演奏を聴いて感動し、お土産で三線を買ったものの弾き方がわからない、弾いてみたいという受講生も多いです。
演奏しながら音に癒され、また唄いながら演奏する楽器ですので、奏法だけではなくウチナーグチ（沖縄方言）での歌唱も学ぶ事ができます。
専門性に鑑みた幅広い講座があり、誰もが向上心を持って取り組めるのが『SMD』の特徴だと考えています。

指導をされる際、特に初心者の方に対して心掛けていることをお聞かせください。

「健康のために・・・」、「より若々しく・・・」、「ストレス発散・・・」。ダンスや音楽を習いたいという動機や目的は様々ですが、せっかく新しいことを始めた方に長く続けてもらえるよう出来る限りのサポートをしていきたいと思っています。バレエを例にすると、初めてバレエに挑戦した方が手応えを感じるまでは時間がかかります。しかし「踊ることが楽しくなる」まで、何も変化が無いわけではありません。稽古を続けていれば確実に身体は鍛えられていきますし、実力も少しずつ上がっていきます。その少しの“変化”を見逃さず、生徒さんのモチベーションを維持し高めていくのも私たちの役割だと考えています。
根気良く続けていただき、やがてそれが大きな楽しみとなれるように精一杯のサポートをしていきたいですね。

ボーカル教室についてお聞かせください。

ボーカルコースも他の講座と一緒で、カラオケが上手くなりたいという方から現役の歌手の方も通ってくださっています。もちろん、人それぞれ目的に応じて内容は変えていくのですが、私のレッスンの特徴は身体を使う呼吸法を取り入れていることです。自分自身の身体、骨盤の向き、筋肉の使い方などを知ることで、楽に声を出す感覚が得られます。プロの歌手、役者の方は長時間のステージに耐えられる声を求める方が大半ですので、課題曲の稽古だけではなく呼吸法、筋肉トレーニング、声帯の使い方なども提案していきます。
また、歌の経験を問わず「言葉が伝わるように歌う」という事も大切にしています。

最後にお客様達へメッセージをお願いします。

教室と平行して、オペラやミュージカルといったジャンルにとらわれない、オリジナル音楽劇を創る『音楽劇団　紫人会』を主宰しています。例にもれず苦労ばかりが多い劇団なのですが（笑）、歌、ダンス、芝居は勿論、音楽にも力を注ぎ、オリジナルの戯曲を創っています。ご興味のある方は是非劇場にへ足を運んでください。
新しいこと、未知のものに挑戦しませんか？「興味はあるけど・・・」というところで留まっている方はお気軽に教室を訪れてみてください。私たちは「挑戦したい」という気持ちを大事にサポートしていきたいと思っています。まずは体験レッスンから。皆様のお越しをお待ちしています。

※上記記事は2012.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。