野口 ＆ 斉藤 インストラクター（アミーズボーカルスクール あざみ野校)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

【野口 インストラクター】4歳の頃からピアノを習い、小学生の時に「ミュージカルに出たい」と思ったことが最初のキッカケで、それから声楽を習い始めました。その後、地元の音楽短大を卒業して劇団のオーディションに合格したのを機に上京しました。
インストラクターをさせていただくようになったのは劇団を辞めてからのことです。「先生をやってみないか？」とお友達や知り合いの方に声を掛けていただき、それに応える形でインストラクターをするようになりました。
このお教室には5年前のオープン当初から携わらせていただいています。より多くの方のレッスンをご一緒させていただくことが自分を高めることにもつながると考えてのことでした。

【斉藤 インストラクター】
小さい頃からエレクトーンを習っていまして、少し長じてからは合唱クラブにも入っていたんです。それで高校生の時に「バンドを組まないか？」と誘いを受けたんです。歌うことは好きでしたから当然ボーカルをやりたかったのですが、既にボーカルは決まっていてドラムを担当することになっちゃったんです（苦笑）。もちろん実際にやるとドラムも面白くて、そこから学ぶことも沢山あったのですが、歌うことへの憧れも捨てがたくあり、その後は歌について本格的に勉強をし始め、やがて他のバンドでボーカルとして活動するようになっていきました。
高校を卒業して就職を機に一旦音楽から離れた時期もあったのですが、以降も仕事をしながらバンド活動も並行しておこなうという生活を送っていました。
こちらのお教室に出逢ったのは5年前。野口さんと同じくオープン当初からインストラクターとして携わらせていただいています。当時、結婚をしてそれまでの生活環境が一変したのを境に、純粋に音楽に携わる仕事を探してのことでした。

生徒さんはどんな方がいらっしゃっていますか？

【野口 インストラクター】20代から30代の女性が多いのですが、下は小学生のお子さんから上は80歳に近いおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い世代の方がお教室に見えています。
カラオケがあるので歌が上手くなりたいですとか、歌に対するコンプレックスを解消したいという方まで目的は本当に様々ですね。お子さんですとミュージカルの子役をやっている子ですとか、もしくはその世界へ目指している子ども達もいます。小さい頃の私を見ている感じも致しますが（笑）、誰もがなにがしかの夢を持って通っていただいてるんですね。

レッスンの概要と、指導の際に気をつけていることをお聞かせください。

【斉藤 インストラクター】レッスンはウォーミングアップに15分。その後の45分の本レッスンと合わせトータル1時間のレッスンが基本となります。まずウォーミングアップでカラダをほぐすところからスタートします。何もしていない状態で声を出してしまうと上手に声が出ないのはもちろん、カラダにダメージを与えてしまうんです。ストレッチや体操をおこない、カラダを温めてからレッスンに臨むことが重要です。
本レッスンでは生徒さんに好きな歌を持ち寄っていただき、実際に歌ってもらいながらその都度アドバイスをしていきます。生徒さん一人一人のバックグラウンドや感じ方は違ってきますので、その方に合わせた指導が求められます。同じことを伝えるにしてもニュアンスを変えて説明をおこなったり、その方のペースに合わせたレッスンの方法を常に模索する必要があります。

【野口 インストラクター】
考えずとも自然にそうなってしまうのですが、笑顔を絶やさず、生徒さんにリラックスしてレッスンを受けていただけるようにと考えています。緊張するとカラダが固まって声を出しにくくなるんですね。ただレッスンをおこなうのではなく、時には好きなタレントさんの話をしたり（笑）、世間話を交えつつレッスンを進めてまいります。
コミュニケーションをとることでその方のことを理解し、よりレッスンの中身が充実したものとなるようにと心掛けています。

生徒さん達がレッスンから“得るもの”は何でしょうか？

【斉藤インストラクター】上達のスピードは個人差がありますが、レッスンを重ねていくことで必ず皆さん上手くなっていきますね。
「私は音痴だから・・・」と仰る方もいらっしゃいますが、そうした方もレッスンを続けることによって克服されていきます。本当の音痴というのは割合的にはすごく低くて、実際には何万人に1人という確率なんですね。音痴だと思い込んでる方も、音を外していることがわかる方はそもそも聴く力が備わっているということです。あとはそこに声を出す力を伴わせていけば良いだけなんですね。
自分の可能性を狭めず、お気軽にレッスンを受けていただければと思います。

【野口 インストラクター】
歌があることによって日常の生活においても自信を持てるようになると思うんです。生徒さんの中には「電話の声が変わった」とお友達からほめられることも、ままあるそうです。喉に筋肉を付けると言いますか、レッスンによってカラダ自体が変化したことに加え、歌えるようになったことで精神的に自信がついたことの影響が大きいように思います。気持ちが大きくなれば自然と声も大きくなりますよね。
歌があることでイキイキと生活を送ってもらえたら、それは私たちの立場としてすごく嬉しいことです。お教室に通っていただくことが新たな楽しみとしてもらえるよう取り組んでいきたいですね。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

【斉藤 インストラクター】歌うことに少しでも興味のある方は是非無料体験レッスンを受けていただければと思います。このお教室で歌を習うことが自分の新しいスキルの獲得につながり、それが日常を楽しく彩るものとしていただければ幸せに思います。

【野口 インストラクター】
音楽それ自体が人を励ましたり気分を高揚させてくる力があるものです。プロを目指す方も、そしていままで歌うことを敬遠されていた方もどうぞ気軽にこのお教室を訪れください。いままでと違う、新しい世界への扉がそこに待っています。

※上記記事は2011.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。