ベイクハウス・コペ 奥山 誠 代表 MAKOTO OKUYAMA
学生時代のアルバイトを経て、「ベイクハウス・コペ」に就職。2003年に2代目として店を継ぐ。2018年「カレーパンコンテスト」の2部門で、考案したパンが受賞。同店は「青葉区ブランド」に認定される。
学生時代のアルバイトを経て、「ベイクハウス・コペ」に就職。2003年に2代目として店を継ぐ。2018年「カレーパンコンテスト」の2部門で、考案したパンが受賞。同店は「青葉区ブランド」に認定される。
ベイクハウス・コペとの出会いは、高1のときでした。ある日、担任の先生に進路を相談すると、「お前の頭じゃ、大学は無理だぞ!」と言われてしまって……。「手に職をつけなきゃな」と考えながら、パンを食べていたんです。それがすごく美味しくて。思わず、手元のパンをじっと見つめました。そのとき、「あ、パン屋になろう!」と思ったんです。そのパンが、ベイクハウス・コペのものでした。翌週にはお店に「アルバイトさせてください!」と頼みこみ、働き始めました。
その後、調理師専門学校へ進み、卒業後はベイクハウス・コペに就職しました。長い間スタッフとして働いた末、とうとう師匠から「この店を継がないか」とお話をいただいたんです。就職した当初から、お店を継ぐだろうという直感があったので、当然のような気持ちで引き受けました。
しかし、いざ経営に携わると想像以上に大変でした。それまではパンを作ることが楽しくて働いていたけれど、売上げや食品ロスなど、経営者として考えることが山ほどありました。勉強が苦手な僕にとって、なかなかの苦行でしたね。
それでも、笑顔でいることは忘れませんでした。店のリーダーがイライラしていたら、スタッフも楽しく働けませんからね。これは持論ですが、やさしい心を持った人じゃないと、美味しいパンは作れない、と思うんです。作り手の感情はパンにも表れるので、スタッフにも楽しんで作ってほしいと思います。
当店は、2018年に、青葉区の信頼できるお店の証である「青葉ブランド」に認定されました。また、美味しいカレーパンを選ぶコンテスト「カレーパングランプリ」では、2部門で受賞しました。お客様を笑顔にするパンを作ること。それを一番に考えてきたので、目に見える形で評価をいただけることは嬉しいですね。これからも、今以上に喜んでいただけるパンを作っていきます。
当店のマスコットキャラクター、「コペニョン」を紹介させてください。LINEスタンプが第三弾まで作られているほど人気なんですよ。実はコペニョンは、僕がアルバイトの頃から存在していました。
まだ外が暗い早朝にパンの仕込みをしていると、誰もいないのにたびたび「カタッ」と音がして……。最初は気味が悪かったんですが、「コペニョンの仕業だね」ということにしてみたら、怖くなくなったんです。それ以降、原因不明なことや失敗はすべてコペニョンのせいにしています(笑)
僕にとって青葉区は、“パン屋さん”という夢を叶えてくれた場所です。この町のために何でも挑戦しようと思っています。「横浜おおば小麦プロジェクト」はその一つです。これは、青葉区の畑で栽培された小麦を、地域のお店で活用するプロジェクトです。
7月よりオンラインで、あおばビール「Angel With Blue Wings」の販売を開始しました。目標は、このビールが飛行機の機内で販売されること! これからも青葉区を盛り上げるために、頑張っていきたいと思います。
※上記記事は2021年7月に取材したものです。
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