深川 暁宏 塾長（あかつき指導会)のインタビュー

経験を活かしたいという思いで開塾

開塾するまでは、東京工業大学で助教をしていました。それを辞めたときに何をやろうかと。組織の中で働くのは自分に合ってないのかもしれないと思い、一人で起業できるものは何かと考えました。ゲームが好きなのでプロゲーマーになろうかな、いやラーメン好きだからラーメン屋はどうだろうなど（笑）。あとは、まじめに特許庁の職員なども考えたりしていたのですが、ちょうど塾の開業をサポートしてくださるところを見つけて、「これだ！」と思ったのが開塾のきっかけです。これまでの経験を活かせるのでは、という気持ちが強かったと思います。

立ち上げたのは、2015年の12月。最初は誰でも努力すれば東大に行けるだろうと思っていました。でも、実際に通ってくるお子さんを見ているとやっぱり、勉強は努力だけでなんとかなるものではないなと。その子に合わせた目標設定が必要ですし、一人ひとりの性格に合わせた勉強方法が大事だなと感じるようになりました。出来る子も、出来ない子も分け隔てなく指導していくというのが当塾の方針です。

eラーニングシステムを導入

個別指導塾ですので、通っているお子さんの学習状況、勉強の得意、不得意はもちろん、性格や勉強に向き合うスタイルなどを把握して指導しているところが特徴のひとつだと思います。やはり、人それぞれですから。また、パソコンを使ってのeラーニングシステムを導入しているのもポイントです。ただeラーニングで勉強するだけではなく、足りないところは私が直接指導して補うという形です。一人ひとりに合わせたコーチングが重要だと考えています。

子どもがのびのびと勉強できる環境に

子どもたちと向き合うときに心がけているのは、こちらの価値観を押し付けないようにすること。保護者の方にはいい大学に入ってほしいという希望もあると思いますが、まずはお子さん自身がのびのびと勉強できる環境に導いていくのが学習塾の役目でもあるのかなと。そのためには、お子さんとコミュニケーションを取ることはもちろんですが、保護者の方にも毎週、学習状況をメールでお知らせしてコミュニケーションを図っています。

成功体験を積み重ねて自分に自信を持ってほしい

勉強に困っているお子さんは、ぜひ当塾にいらしてください。大手の塾などで競争に疲れてしまっていたり、他人に負けることで自信を無くしてしまったり。最近、そういったお子さんを見ることが多いのですが、当塾は個別指導なので他人と比較されない自分を作れるはずです。もし、どこかで躓いて困っているのであれば、どこがきっかけで分からなくなってしまったのか。例えば、中学生でも遡って小学校の問題から解いていくなど、躓いたポイントを解消できるような指導をしていきます。成功体験を少しずつ積み上げていくことで、自分に自信が持てるようになると思います。

今後は大学生や社会人向けのコースも

小中高と全学年の指導を行っていますが、今後は大学生や社会人向けに学び直しの機会を作るようなコースを展開したいと考えています。これからの時代は数学が大事と言われていますが、よく大学での数学ができない、苦労しているという声を多く聞きます。また、個別で薬学部の物理指導や公務員試験対策を行っていることもあり、そういったニーズにも、さらに応えていければという思いです。

親御さんは大なり小なり、お子さんのことで悩みを抱えていると思いますので、なるべく気軽に相談できるような塾にしたいと考えています。困っていることがあったら遠慮なく声をかけていただけたら嬉しいです。

※上記記事は2021年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。