大見 スタイリスト ＆ 國分 店長（美容室ANGEL 青葉台)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

【大見 結花 スタイリスト】美容室に行くとマシンガンのようにおしゃべりして、それで髪も心もスッキリして帰る（笑）。美容師さんと話している時間が好きで、「この空間にずっと居られたらなあ」と思ったのが、この世界に入るきっかけになります。
札幌の美容学校を卒業後、『ANGEL』に就職をして上京しました。このお店は母校の先輩方がたくさん居て、現在は北海道出身のスタッフが半数を占めています。それだけ学校の先生からの信頼が厚い証拠でもあるでしょうし、先生から「あなたは東京に行きなさい」と言われて、素直にその言葉に従ったという形ですね（笑）。

【國分 周治 店長】
最初はアルバイトからでした。高校を卒業して一旦は他の仕事に就いたんですが、「自分には向かない」と思い、それからはアルバイトを転々として、その中に美容室があったんです。単純に楽しいと感じましたし、「向いてる」と思ったんですね。
ただ、最初にお世話になったお店ではシャンプーで手が荒れてしまい、一度は断念をしました。「どうにかならないものかな？」 そう考えていたところ、「ウチのシャンプーで手が荒れることはないよ」と言う現オーナーと出会い、お世話になることになったんです。
以来、『ANGEL』でずっとハサミを振るってきました。お店自体、1980年にオープンした歴史のあるサロンですが、気が付けば私も30年に迫るキャリアを続けてきたという感じになります。

サロンコンセプトを教えてください。

【國分 周治 店長】私どもの仕事はお客様に喜んでいただいてなんぼ、の世界です。来ていただいた方にどうすれば喜んでいただけるのか。それを追求することが私たち自身の喜びにつながり、やりがいへとつながっていきます。昨日より今日。今日より明日。お客様のために進歩を続け、みんなで良くなっていこうというのが当店のコンセプトです。

【大見 結花 スタイリスト】
お客様に喜んでいただくには…何と言っても、笑顔ですね（笑）。単純ですけど、笑顔でお客様と接していられるというのは一番大事な要素だとも思うんです。
お客様が美容室に求めるものは様々で、静かに過ごしたいという方もいらっしゃるでしょうし、「話したいことがいっぱい」という方もいらっしゃいます。後者のタイプの方は以前の私と同じだと思うんですが（笑）、前とは立場が逆になり、お客様のお話をとことん聞いていることが多くなりましたね。
スタイルについては、お客様と一緒につくっていくという心積もりでいます。その方に合ったものを提案することもしていきますが、かといって、自分の意見をただ押し付けるようでは困りものです。お話をよく伺い、お客様のご希望に寄り添いながら、一緒に理想のヘアスタイルをつくっていきたいと思っています。

『低温湿熱デジタルパーマ』と使用する製品へのこだわりをお聞かせください。

【國分 周治 店長】従来のデジタルパーマは乾熱、髪を乾かした状態でパーマを掛けていくものでした。それに対し、私どものデジタルパーマは湿熱、髪を濡らした状態で、なおかつ温度を低く設定することで、髪に優しくダメージの少ない施術が可能になります。
デジタルパーマは「ゆるふわ」、大きなコロンっとしたカールが特徴ですが、『低温湿熱デジタルパーマ』はダメージを大幅に軽減した上で、その特徴を活かすことが出来ます。言わば、進化したデジタルパーマというところでしょうか。その効果と仕上がりを是非、実感していただきたいですね。

【大見 結花 スタイリスト】
パーマ液はデジタルパーマ用のものも含め、15種類あるものから目指すスタイルにより使い分けていきます。仕上がりの強弱、あるいは、その人その人によって髪や頭皮の状態は異なりますから、それを考慮して薬剤を細かく使い分けていくんです。
シャンプーを始めとした全ての薬剤に共通して言えることは、髪や地肌への負担を限りなく少なくするということで、これはお店が始まった頃からのポリシーだと聞いています。

スタッフの方々について、何か一言ございますか？

【國分 周治 店長】おばあちゃんからお子さんまで、幅広い層のお客様にご利用いただいています。1980年からの営業になりますので、世代をまたがってのご利用も多いですね。お客様に合わせて、という訳ではないんですが（笑）、スタッフの年齢層もまた幅広いんです。
『ANGEL』のスタッフはみな、このお店で育ったものばかりです。私を始め、10年以上をここで過しているというスタッフも珍しくなく、その関係は言ってみれば家族のようなものです。そのアットホーム感を、気安さ、安心感ということでお客様に感じていただけてるような気がしています。
お客様と共に歳を重ねていきたいと思いますし、そう思っていただけるよう精一杯努めていきたいですね。

最後に地域の皆様にメッセージをお願い致します。

【大見 結花 スタイリスト】誕生日の日にサロンにお越しいただいたお客様がいらっしゃいました。「1年に1回の大事な日に良いんですか？」とお聞きしたところ、「自分へのプレゼントとして髪をキレイにしてもらいたいの」と仰っり、その言葉が本当に嬉しかったのを憶えています。
どのお客様にとっても、サロンでのひと時を特別な時間に感じていただけるようにと思っています。少しでも気になることがあれば、何でもお話しください。皆様の思いは全て受け止めていきたいと思っていますし、一緒に楽しい時間を過していきたいですね。

※上記記事は2012.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。