高橋 直樹 代表（HAIR SALON HEARTS)のインタビュー

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

高校では進学校でしたので、理系に進み漠然と大学進学を考えていました。単純にサラリーマンになりたくないと思っていました。使う側と使われる側、後者にはなりたくないなと考えていたんですね。その手段なら何でも良かった。現在になって考えてみれば、理容師は無論のこと、相互に関係を持つのが社会のあるべき姿なんですが（笑）。専門学校を卒業後、中野にいらっしゃる国際理容協会の中央講師である師匠の元で6年間修行をしました。その後、池袋でテナントを借りて自分の店を持つに至りました。池袋では11年営業をし、今度は「この店に行こう！」と思わなければご来店頂けないような【本気のお客様】と出会いたく駅前でなく郊外に移転し現在に至ります。

お店のコンセプトをお聞かせください。

当店は、より良い【居心地の良さ＝心からの安心】の店を目指しています。【居心地】は店内だけと思いがちですが、店にいらっしゃる前から始まっていると思っています。例えば、HPでどれだけ安心感を得られるのか？髪の情報、メニューに始まり、その他色々な部分までを伝えています。また、技術力に関しても、当店ではお客様のご協力を得て、創作した髪型をヘアカタログとしてHP上に公開しておりますので確認する事もできます。また店にいらしてからも、店内は5年前よりすでに禁煙であるだけでなく、お客様にお使いする化粧品やシャンプーも無香料、アレルゲン無添加で食べても安全な程のものを使用しておりますので、いわゆる理容店の臭いや化粧品の臭いというものが無いだけでなく、髪、皮膚共に不安な方も安心して頂けます。また、ご希望者のみですが、お客様の髪型が変わる度に、髪型の写真をお撮りし、そのデータをiPadで保存をしております。次回、ご来店の際も、お客様はご自身の髪型の写真で、「上の髪はこの写真と同じくらいで横はもう少し短く！」ですとか、「この写真とこの写真の中間くらいの長さで！」ですとか、専門用語を用いる必要もなく、細かく簡単にご自身の髪型の写真を見ながら具体的な注文をすることが可能になります。
また、当店ではあえて予約を受け付けておりません。それはカットしている時でもお客様の当日の気分で「今日はエステをしたい！」「カラーをしたい！」などの要望が出たら即座に対応するためです。とはいえ、お客様が「今現在、お店が混んでいるのか？空いているのか？を確認したい！」というその部分を埋めるために、携帯電話やパソコンで店へ電話したりすることなく、当店の混雑状況をリアルタイムで自由に確認できるシステムをとっています。
その他、通常のメニュー自体が、接客やマッサージシャンプー、音楽を含めてリラクゼーション色が強く、音、化粧品、技術、注文、混雑状況、接客・・と全てが複合した【居心地の良さ＝心からの安心】を、夫婦2人の小さな店ですが、ぜひ多くの方々に体験して欲しいと思っております。

男性、女性共にフェイシャルエステが好評のようですが？

理容店のエステならではの特色としてレディースシェービングができるという事が挙げられます。レディースシェービングをすると、顔のうぶ毛をそり落とすことにより、顔全体が明るくなり、美白効果を実感して頂けます。また、余分な角質を取り除く上、それに加え、フェイシャルエステを施すことにより心地よいマッサージとトリートメントで血行を促進し、かさつきやくすみなどを取り除き、肌表面が一層滑らかになりハリと弾力を実感できます。結果、ターンオーバーも正常に整い、化粧のりが抜群に良くなります。それはどんな言葉よりも、ご自身でご体験して頂きたいと思います。また、女性だけでなく男性のフェイシャルエステも行っています。「男性はエステに行きづらい・・」「恥ずかしい・・」という声をお聞きすることもありますが、そのような方にこそ、是非お気軽にご利用いただければと思っています。とにかく気持ちが良く、疲れを取り除き、男性の悩みの多くである顔の脂なども、エステ後しばらくは顔の脂の出方が全く違います。それも、どんな言葉よりも、ご自身でご体験して頂きたいと思います。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

当店は先にも話しました通り、【居心地の良さ＝心からの安心】の店を目指しています。「引っ越してきたが理容店探しで困った！」「色々理容店に行ってみたがどこもダメだった！」ですとか、また年齢を重ね、「若い人ばかりの美容室に疲れた」「美容室に行くのが恥ずかしくなった」が理容店に行こうと思うけど「理容店じゃ変な髪型にされるかもしれない！」という不安などで、さまよった方々の【最後の砦】になれたらうれしいです。

※上記記事は2011.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。