この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
子供の頃から何か形を作っていくということが好きだったんです。美容師という仕事は、まさにお客様の髪を形作っていくことであり、さらにそこに、お客様との楽しい会話がプラスされます。私としてはその部分に魅力を感じてこの職業を選んだというところです。私は独立以前、都内と川崎のサロンに勤務していました。当時はビダルサスーンのエディケーションリーダーとして後進の指導や講師活動をスタイリストと並行しておこなっていたんです。
『PRECO』は1999年にオープンしました。この場所を選んだのは青葉台という街の雰囲気に惹かれたというのが大きいですね。今でこそたまプラーザや二子玉川といった華やかな街もありますが、当時はその印象が抜きん出て素敵でした。
ハイクオリティーな技術と、洗練された最高のおもてなしで皆様のお越しをお待ちしています。
『PRECO』のコンセプトをご説明ください。
オーダーメイドの施術と言いましょうか、お一人お一人のお客様のオートチュクールを作っていくという意識を当店は仕事のスタンスとしています。その中には似合わせであったり、それぞれのお客様の個性や特徴をより深く引き出していくという要素が含まれています。お客様と一緒に、理想のヘアデザインを造りあげていきたいと考えています。
『PRECO』オススメの施術を伺えますか?
デジタルパーマやヘッドスパを始め、お客様のニーズを満たせることの出来る豊富なメニューをご用意していますが、中で強いて言えば、カラーということになりますでしょうか。『PRECO』ではお店全体の方針として、スタッフが色彩学を学んでいます。色彩学というのは色の三原色から始まる、文字通り“色”を理解するための知識に他なりません。色を識ることによって初めて、お客様のカラーを似合わせることが可能になると考えています。
ヘアカラーは顔周りに色を付けていくことになります。その人の見え方というのはお顔の周りの色が合っているか、そうでないかで随分と違ってきます。その人をより引き立たせるお顔の色を創造していくのが『PRECO』のカラーだと考えています。
その方の好みはもちろん、季節やトレンドなど、カラーには様々な種類が考えられます。その中で最近、特に人気があるのがパーマとカラーを駆使した抜け感のあるスタイルですね。このスタイルはカラーの色が明るければ明るいほどより軽やかなものになります。
とはいえ、お勤めの方はそこまで明るくすることに若干の抵抗もあって、自分でセーブされることも多いようです。仕方ないことですが、実際は思いきって明るくする方がより可愛くなるものですから、是非お試しいただければと思います。
サロンのお仕事以外に、撮影活動にも力を入れていらっしゃると伺っていますが?
表の看板もスタッフが撮影したものですが、サロンワークと並行して『PRECO』では、撮影活動にも力を入れています。ヘアカタログ等への掲載も多く、これにはお店を発信していくという意味合いに加え、個々人の技術の向上をうながしていくという意味もあります。その意味ではサロンワークと並行してと言いましたが、むしろサロンワークに確実につながっていくものと言えるでしょうね。お店では私があれこれ言う前に、むしろスタッフが率先して取り組んでいます。常に技術を磨き、スタイリストとしての成長を心掛けていきたいと考えています。
最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。
当店のお客様は隣接した託児所『KIDS WORLD』を平日は無料でご利用いただけます。小さなお子さまを連れたママやパパも安心してご来店いただきたいですね。お店の名前、『PRECO』(プリコ)とは、一言でいうと、「おませさん」という意味です。お客様には、小さな頃のオシャレする気持ちを忘れずにいつまでも大事に持っていただきたいと思いますし、また、その思いに応えるため真摯な気持ちで施術をおこなっていきたいと考えています。是非一度当店へお越しいただき、技術の粋をお試しいただければと思います。
※上記記事は2012.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
PRECO 青葉台店 坂本 振 代表 SHIN SAKAMOTO
- 好きな作家: 司馬遼太郎、村上春樹
- 好きな映画: 洋画全般
- 好きな音楽: 70’Sミュージック
- 好きな場所・観光: 山や海、水のある場所
- 生年月日: 1969年12月24日
- 出身地: 福島県
- 血液型: O型
- 趣味・特技: カヤックフィッシング、MMA