飯田 兼寛 店長(美容室 bloom)のインタビュー

美容室 bloom 飯田 兼寛 店長

美容室 bloom 飯田 兼寛 店長 KANEHIRO IIDA

この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

きっかけは、やっぱり実家が美容室だったということが大きかったでしょうね。でも、そのまま真っすぐこの道に進んだんではなくて、最初は、「とりあえず美容学校に行ってみようかな」くらいの軽いノリだったんです(苦笑)。学校を卒業して都内の美容室に就職をしました。アシスタント時代はそんなに熱心というわけでもなかったんですが、いざカットを任せてもらえるようになると違ってきました。お客様のスタイルを作っていくわけですが、絵とは違い、ここでは“作品”が歩くわけです。動くたびに違う表情が出てくる。それが面白いなと思ったんです。次第にヘアショーや雑誌の撮影を担当させていただくようになり、この仕事のクリエティブな側面に惹かれ、現在に至ります。
私は同じ都内のサロンに15年ほどお世話になり、2005年に実家の跡を引き継ぐという形になりました。「何をしても良いよ」という母親のお墨付きがあり、名前も、外観も全てをそれまでと一新しました。私がこの美容室を引き継いでからはまだ7年というところですが、この場所で美容室をしているということ自体は、40年以上ということになるかと思います。

『bloom』のコンセプトを教えてください。

コンセプト、ですか・・・・・・正直なところ、ない、ですね(苦笑)。とにかくお客様が素敵に格好良くなってもらえればそれがベストなわけで、そこに至る過程にへのこだわりはありません。ただただ、お客様ご自身が納得のいくものを作り上げるということに尽きるかと思います。そのためにはお客様との充分なコミュニケーションが必要になります。一緒にスタイルを作っていくということですね。美容室にいる間だけのスタイルでは意味がありませんし、お客様のライフスタイルに合った“作品”を提供していきたいと考えています。

オススメのメニューはございますか?

うーん・・・・・・ない、ですね(苦笑)。お客様の望むもの、そのために必要な施術を提供するという趣旨ですので・・・・・・あっ、お顔剃りというメニューは他店舗さんではあまりないかもしれません。お顔剃りは私の母親が担当していて、産毛の1本1本までを丁寧に処理していきます。母親はなにしろ古いものですから、それこそ花嫁さんのお支度の一切を任されるような仕事をしてきました。名前が変わってもその辺りは受け継いでいるところで、着付けからなにから、来ていただいたその日に対応が可能です。
オススメというか、売りはその辺りかもしれません。お気軽にご相談いただければと思います。

飯田さんにとって、美容師とはどのようなお仕事でしょう?

他の仕事をしたことがありませんから、比べる対象がないんですが、でも、楽しい仕事ですね。楽しくて面白いから続けてこれてるんだと思います。私はサロンワークと並行して、ヘアショーや雑誌の撮影もさせていただいています。『東京ヘアコレクション』というその年の流行のスタイルを提案してく雑誌があるんですが、それがそうですね。
私だけではなくスタッフも含め、サロンワーク以外の仕事にも意欲的に取り組んでいますが、バランスを上手くとりながら、そこで得た経験をお客様に還元していければと考えています。

最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。

お店の名前、“bloom”は“お花畑”をイメージしたんです。花がいっぱいの環境の中で、お客様に素敵な花になって帰っていただくと・・・・・・いや、自分で口にすると恥ずかしいですね(笑)。でも、最初に思い描いていたイメージとお店のニュアンスは変化しているのかもしれません。お客様同士、楽しげに会話をされていることもよくありますし、飾らないふんわりとした雰囲気のもと、当初考えていたものとはまた違った花が咲いているような気がしています。美容師として、お客様に似合いのデザインを発信していきながら、誰もがゆったりと寛いでいただけるお店でありたいと思っています。

※上記記事は2012.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

美容室 bloom 飯田 兼寛 店長

美容室 bloom飯田 兼寛 店長 KANEHIRO IIDA

美容室 bloom 飯田 兼寛 店長 KANEHIRO IIDA

  • 好きな言葉・座右の銘: 不器用が武器
  • 好きな音楽・アーティスト: ボン・ジョヴィ
  • 好きな場所・観光地: イグアスの滝(アルゼンチン)
  • 生年月日: 1972年9月4日
  • 出身地: 神奈川県
  • 血液型: A型
  • 趣味・特技: サーフィン

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