高橋 祐樹 院長(あざみ野 Suina鍼灸院)のインタビュー

あざみ野 Suina鍼灸院 高橋 祐樹 院長

あざみ野 Suina鍼灸院 高橋 祐樹 院長 YUUKI TAKAHASHI

鍼灸師を志したきっかけと、あざみ野で開業された理由について教えてください。

私が、鍼灸師を志したきっかけは、勤めていた化粧品会社でサプリメントの仕事に就いたことです。この仕事がきっかけで、美容だけでなく健康の重要性を真剣に意識するようになりました。当時は、テレビ番組でも盛んに「健康」を取り上げサプリメントや健康食材がブームのようになっていました。面白くて、ためになる情報がたくさんあり、知識としては増えていったのですが、どれも美容につながりのあるつまみ食いのような情報で、これををまとめることはできないかと考えていたのを覚えています。鍼灸を学ぼうと思ったのもツボに興味があったからです。どうして、ツボが美容や健康に良いのか不思議でしたから。ですから、全てきっかけは美容にプラスになるの ではという考えで、仕事でなければオネエのように思われても仕方がないかもしれません。 実際、鍼灸を学んでみて、正直、今でも美容につながるかと考えてしまうことは変わりませんが、一方通行的にではなく多様に考えることができるようになったことは良かったです。
あざみ野で開業した理由としては、2つあります。街並みが美しく成熟していること。これは善い場所には、好い気が集まることを意識しました、高台を選んだことも同じような理由です。もう1つは、美容・健康への意識・関心が高く、それを趣味や運動のような形で実践してる方が多く住んでいらっしゃることです。

こちらで採用されている「推拿(すいな)」「漢方燻蒸療法」「INDIBA(インディバ)」に関して教えてください。

それぞれの特徴をお話しする前に、何故これらに取り組んでいるのかお話します。 私の師、東京中医学研究所の孫維良先生は長年、日本で推拿治療をされていますが、中国では中医師です。中医学と言うと、イコール東洋医学と思われる方も多くいらっしゃいますが、実は、中医学は中国伝統医学と西洋医学を掛け合わせた医学です。先生は、何故、日本では伝統的な医療を大切にしないのかと不思議がります。迷信めいたものもあるでしょうが、先人の知恵と研鑽による優れた療法があることも事実です。日本の鍼治療などは、中国のそれとは違い日本人にあった繊細な鍼治療に変化していることもその一例です。西洋・東洋どちらかということではなく、「自分の健康にとって何が一番いいのか・合うのか?」という点で考える重要性を孫先生に学びました。ですから、西洋・東洋を問わず 優れた施術を提供できるよう心がけています。

「鍼灸・推拿(すいな)」については、どちらもカラダの経絡と経穴(ツボ)を利用して体調を整えるものですが、‘推拿(すいな)’に関しては、あまりよく知らないという方もいらっしゃいます。‘推拿(すいな)’は、カラダを形作る骨と、その骨を支える筋肉やじん帯の両方を調整してはじめて全身が正しくあるべき状態に戻すという考え方に基づいた「総合的な整体術」です。‘推=押す’、‘拿=つかむ’という手技により、「気」のとおりを良くして痛みや病気を改善していきます。その効能は、「整脊」(脊椎の調整)を行うために幅が広く、痛みやシビレだけでなく、自律神経の不調が原因の体調不良にも効果的です。

「漢方薫蒸灸」は、中国の医院でも行われている「漢方薫蒸療法」をベースにしたオリジナルの療法です。中国には大抵の病院には‘推拿科’が設けられており、その‘推拿科’で治療の一環として「漢方薫蒸療法」が行われています。内容は、数種類の漢方薬をブレンドした袋を蒸し出して、患部にあてて温めるというものです。さらに、当院では腹部に温灸を行い、「気」を調整します。専用のベッドで横になってリラックスしながら温めるので、余分な緊張がとれ、その後の推拿(すいな)や鍼灸の効果も倍増します。また、免疫力の改善、デトックス、美肌など代謝向上、夏バテ対策も期待できる点でもオススメです。他 では受けられないものです、ぜひ、当院で体験してみてください。

「INDIBA」は、電磁波エネルギーを利用した「高周波温熱機器」です。日本では、エステなどで美顔器として周知されている機械ですが、世界では、多くの有名プロスポーツチーム(ACミランやFCバルセロナなど)・アスリート(テニスのナダル選手など)・医療機関で使われています。近年、日本でも多くのプロスポーツチームやオリンピックチームに採用されています。目的として、「痛み・炎症の早期緩和と回復」「可動域・柔軟性の改善などリハビリテーション」に使われますが、その最大の特徴は、「急性期の痛みや症状に用いることができる」。常に良いカラダの状態でいることを求められるプロスポーツ選手の要求を満たすだけあって、即効性(早期治療・早期回復)が期待できるということです 。その仕組みは、筋・軟部組織と骨・腱を分けて重点的に温めて組織の活性化を促します。鍼灸・推拿との併用も可能な所もメリットの一つです。ゆっくり、時間をかけてというよりは、とにかく早く何とかしたいという方向けに取り入れました。  

つい説明が長くなってしまいますが、採用している手技・療法は、組み合わせで相乗効果の期待できるもの、急性・慢性など状態に適したもの、そして何より「受けてよかった、楽になった、若返った」と実感して頂けるものを目指しております。

女性の体の不調は「冷え」と大きな関係がありますが、これについてお考えをお聞かせください。

女性が「冷え」やすい理由は、月経やホルモン・筋肉の量の違いという性別による違いはあるのですが、私が問題視している所は、現代の生活環境と「冷え」の関係です。女性は今や家でも社会でもフルに活躍するようになりました。疲れてヘトヘトという方が多いと思います。しかし、実際には、精神的には疲れていても、身体的には疲れているのではなく鈍感になっている方が多いです。
要は、精神的にはずっとON、身体的にはずっとOFF。どちらもスイッチが切り替わらない状態が、「冷え」を招き、体の不調きたす原因です。生活に精神的にも身体的にもスイッチをリセットする(五感を磨くような)時間が必要だと感じます。疲れているから施術に、リラクゼーションでは、身体的にはずっとOFFのまま。
経絡・ツボを使った施術(鍼灸・推拿)でカラダを刺激することでONの状態にしてみてください。返って、精神的にもOFFの状態になり施術効果は顕著にあらわれますよ。もちろん、当院では、「漢方薫蒸灸」や酸素カプセルで精神面をOFF状態にして、リラックスしていただけるように取り組んでおります。

診察で心がけていることと日々のリフレッシュ法について、教えてください。

当院では「治療3割、養生7割」を提唱し、自ら養生する(自養)ができるように日々のメンテナンス法についてもご提案できるよう心がけています。指導の中心は運動と食事ですが、特に重要視しているのが、毎日の食事です。当院のお客様には、玄米酵素デトックスという養生法をオススメしてます。(希望者のみ)一定期間、食事の時間や回数、味を制限し、腸のデトックスを行うことで、空腹感や味覚など五感が敏感になる感覚を体感できますよ。「そこまでは、ちょっと」という方でも、時間帯ごと食事を気をつけることで養生を行うことができるようアドバイスさせて頂きます。ご高齢の方には運動をお勧めすることが厳しい場合があります。このようなときは、代わりに楽になる姿勢の作り方をお教えしています。私のリフレッシュ方法ですが、暇があれば、庭の草むしりや水まきをしてます。屋外で緑の中にいると落ち着くのと、なにか自分のいる所をキレイにすることで好い気が入ってくると思い、ついやってしまいます。自分の運動不足の解消と呼吸法を知りたいと思って始めたヨガにも最近はハマってます。

最後に地域の皆様にメッセージをお願いします。

東洋・西洋優れた手技・療法をバランスよく組み合わせながら、「受けてよかった、楽になった、若返った」と言って頂けるよう、相乗効果の期待できる施術を心がけております。私は、「美容はヒトの‘気持ち’をきれいにして前向きにする力があり、健康は、ヒトを‘心’をきれいにして安定させる力を持っている。」と信じています。ぜひ、当院の施術をご体験ください。ご来院心よりお待ち申し上げております。

※上記記事は2013.8に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

あざみ野 Suina鍼灸院 高橋 祐樹 院長

あざみ野 Suina鍼灸院高橋 祐樹 院長 YUUKI TAKAHASHI

あざみ野 Suina鍼灸院 高橋 祐樹 院長 YUUKI TAKAHASHI

  • 好きな言葉・座右の銘: 「整理整頓」 根は無頓着なのですが、実践することで、きちんとした施術ができると考えています。
  • 好きな音楽: ハワイアン(聴くだけで、行った気分になれるので)
  • 好きな場所・観光地: 公園など、緑の多い場所。海外ならハワイ
  • 出身地: 千葉県
  • 趣味・特技: DIY(日曜大工)、料理
  • 好きな本・愛読書: 特にありませんが、新聞は全てに目を通すようにしてます。(情報が偏らないように)
  • 好きな映画: 映画ではありませんが「空飛ぶタイヤ」

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