みのり オーナー（青葉台の美容鍼灸・整体サロン「Fronte」)のインタビュー

女性のためのボディケアを求めて鍼灸の世界へ

学生時代はバスケットボールでケガをすることが多かったのですが、なかなか満足のいく治療を受けることができませんでした。というのも思春期の頃でしたから、女性の整体師さんに診てもらいたかったのです。しかし、私の住む田舎町には男性の先生しかいらっしゃらず、気恥ずかしさから整体院に通うのをためらっていました。そんな経験がきっかけで、「将来は私と同じように悩む女性をサポートしたい」と志しました。
高校卒業後、専門学校に通い、鍼灸師の国家資格を取得しました。その後株式会社リフレッシュ・グループに入社し、鍼灸治療からリラクゼーションまで幅広いボディケアを実践的に学んでいきました。入社半年後に、指名数でトップになるほど常連のお客様が増え、3年目には副院長を任されました。あの頃に努力してきた経験が、今に活きていると感じます。

全身の鍼灸治療で、身体の内側から「キレイ」を磨く

2014年に独立し、青葉台にて美容鍼灸・整体サロン「Fronte」をオープンしました。「美容鍼灸」と聞くと、お顔に鍼をたくさん刺すイメージがあると思いますが、お顔だけでなく、全身の鍼灸治療を並行して行っているところが当院の強みです。身体の筋肉や細胞に刺激を与え、内側から体調を整えていくと、結果的にお顔にも効果があらわれます。見た目の治療だけではなく、身体の内側からキレイを磨いていくことを大切にしています。
鍼治療のほかに、「可動域整体」も行っています。これまで培ってきた経験から、お客様の姿勢や動作を見るだけで身体の不調を見つけられるんです。お客様からは「こんなにピンポイントで痛かった部分を見つけてもらえるなんて！」とよく驚かれます。そういったお声をいただくことがなにより嬉しいですし、お客様に身体の変化を感じていただけると、この仕事のやりがいを感じます。

併設のトレーニングルームではセルフケアや運動指導も

院内にはトレーニングルームが併設されていて、痛みを再発しないためのセルフケアの指導も行っています。治療を受けるだけでなく、ご自身の日頃のケアも大切です。最近では、鍼治療と併用して、セルフケアを学ぶお客様も増えてきました。
私は以前、日本女子体育大学のチアリーディング部のスポーツトレーナーを担当していました。そのきっかけで、チアを含めたダンス、バレエ絵、新体操に取り組む女子学生のための運動指導を行っています。やはり女性ですと話しやすいようで、スポーツに取り組むなかで不安に感じていることを率直に話してくれます。私がアドバイスしたことも積極的に取り組んでくれて、親御さんから「自発的にみのり先生のセルフケアトレーニングメニューを行うようになりました！」とお声をいただいたこともあります。子どもの頃の自分の成長を見ているようで嬉しいです。

妊婦さんのためのマタニティケア

腰痛やむくみに悩む妊婦さんのための「マタニティケア」は、当院のメニューのひとつです。実は妊婦さんの施術を受け入れている整体院はなかなか少ないんですよ。おひとりで悩まず、ぜひお気軽にお越しいただきたいです。妊婦さんの体調に合わせて無理なくマッサージを施します。また、産後のケアでは「骨盤調整」を中心に行うことが多いです。赤ちゃんと一緒にお越しになるお母様もいらっしゃいますよ。予約制のプライベートサロンですので、周りの目を気にせずに施術を受けていただけます。

地域の皆様へメッセージ

東洋医学の観点から秋は「燥邪」と呼ばれ、身体が乾燥しやすい時期です。特に昨今はコロナの影響で長時間マスクをつけたままで過ごしているため、余計に水分補給が足りていない方も多いように感じます。ぜひこまめな水分補給を心がけてみてください。また、私は薬膳コーディネーターの資格も持っています。冷え性や肌荒れ、肩こり、むくみといった体の不調を改善し、健康な体作りを促す食事が「薬膳」です。病気を未然に防ぐ中医学（中国伝統医薬学）の考えに基づき、体のバランスを整えながら体調管理のアドバイスもさせていただいています。
子どもから大人まで、幅広い年齢層の方の健康と美しさをサポートしていることに喜びを感じる日々です。これからも皆様のお力になれるようがんばっていきます。

※上記記事は2020年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。