荒尾 直樹 院長(あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科)のインタビュー

あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科 荒尾 直樹 院長

あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科 荒尾 直樹 院長 NAOKI ARAO

昭和大学医学部卒業。同大学藤が丘病院形成外科入局。同大学大学院医学研究科卒業、医学博士号取得。佐賀大学医学部附属病院形成外科助教・外来医長 (文部教官)、青山ラジュボークリニック院長を経て、2012年に『あらおクリニック』を開院。2022年5月、青葉台駅前に『医療法人LECIEL あらおクリニック 青葉台皮膚科・整形外科』をリニューアルオープン(東急田園都市線「青葉台駅」よりすぐ)。

新しいことに積極的に取り組む姿勢はこれからも

祖父は今では珍しいダブルライセンスの人で、内科の勤務医をこなしながら、並行して街の歯医者さんをしていました。私自身も歯の治療をしてもらいましたが、腕は本当に確かな人でしたね。昔の歯医者さんでしたから、麻酔をしないのですが(苦笑)、さして痛くないのです。医師を志すようになったのは、その祖父から受けた影響が強いかと思います。大学を卒業後は昭和大学藤が丘病院形成外科に入局しました。形成外科とは皮膚の表面を扱う外科です。人目に触れる部分ですから、結果がすぐにわかり、レスポンスも早いことが特徴で、口はぼったいようですが、腕の良し悪しが如実に出るという面があり、そこに意欲をかき立てられてこの科を選んだように思います。加えて、形成外科は新しいモノを取り入れやすい分野です。今でこそ皮膚科や美容皮膚科でレーザーは一般的になってきていますが、当時、レーザーを扱っていたのは形成外科が多いという状況でした。その姿勢も含めて、形成外科に魅力を感じたのです。

昭和大学や佐賀大学で後進の指導に当たった後、2009年に『青山ラジュボークリニック』に院長として就任しました。美容外科は形成外科の範疇に入る分野であり、正常ではない状態を正常に近づけるのが形成外科、正常な状態をより美しくするのが美容外科という位置づけになります。医師として「自分の技術を高めたい」というのは当時から変わらぬ思いであり、より多くの経験を得たいと考え、新たな扉を開きました。

2012年に開院した『あらおクリニック』は、今年の5月、名称も新たに『あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科』として移転リニューアルオープンいたしました。青葉台駅の目の前という場所でみなさんをお迎えできることをとても嬉しく思っています。

先進性と快適性、そして調和性

当院の理念である「先進性」「快適性」「調和性」。新しくなったクリニックは手術室・レーザー室に加え、7つのトリートメントルームを備えました。患者さんのプライバシーに配慮し、トリートメントルームはすべて個室とさせていただき、待合室もゆとりのある空間となっています。それから、受付には衝立を置いていません。新しい換気システムのおかげでお部屋の空気は常に循環していますから、その必要がないのです。あらゆる設計が患者さんの「快適性」を優先したものになっています。

「先進性」につきましては、以前よりレーザーを積極的に導入し、新しい治療方法に取り組んできました。脱毛1つとっても、4種類のレーザーを使い分けることができますから、安全性と確かな効果が期待できるものになっています。

そして最後に「調和性」。むろんのこと、私たちが患者さんに無理強いをすることは決してありません。十分なカウンセリングの時間を設け、その方の考え方や想い、体質や健康状態を十分に把握した上で最適な施術を提案していきます。1人ひとりの方が本来持っている美との調和を念頭に入れつつ、心と体の調和のとれた健康美を目指していきます。

形成も皮膚も美容も。すべてをきちんと診ていく

『あらおクリニック 青葉台皮膚科・形成外科』では、形成外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科の診療をおこなっています。このうち形成外科では、ほくろやできもの、怪我の治療が比較的多く、きずあとをキレイにする、形成外科ならではの治療も数多く手掛けています。同じ傷を縫合するにも様々な方法が存在します。「W形成術」というテクニックがあり、これは縫合面をジグザグに縫い合わせることで、1本の線で縫うより目立たなくするもの。擦り傷・切り傷・やけど痕など、皮膚をキレイに治すことは形成外科の専門分野と言えます。

リニューアルオープンに伴い、聖マリアンナ医科大学病院皮膚科より大橋先生を副院長に迎え、以前にもまして皮膚科の診療に厚みが加わりました。例えば、「急にほくろが大きくなってきたんだけど大丈夫だろうか?」といったお悩みがあったとしましょう。大橋先生が専門の目と知識、技術で診察し、安全性が確認されればその場でほくろを取ることも可能です。患者さんの意向に沿ってスピーディーに処置が行える点は、小回りの効くクリニックだからこそのメリットです。

当院は美容だけのクリニックではありません。瘢痕形成やあざのレーザー治療等、保険適応の形成外科に加え、皮膚科についてもきちんと診れる体制が整っています。

必要なところに必要なだけ。みなさんに笑顔になっていただけるアンチエイジング治療

40代、50代を迎えると、たるみやしみがどうしても出てきてしまいます。それに対してケアをおこない、肌の時間を若い頃に巻き戻していくのが当院のアンチエイジング治療です。注入療法をご存知でしょうか。しわを伸ばし、リフトアップ効果が期待できるヒアルロン酸やボトックスなど、様々なものがあります。注入療法の利点は、ダウンタイムが少なく、目で見てはっきりわかる効果が得られることです。

美容施術は、人生を明るく楽しく生きるために存在します。未だ誤解をされている方が多いのは承知していますが、例えば、「太っている」「年齢より老けて見える」等、コンプレックスによって人前に出るのをためらわれていた方にとって、美容施術は人生を前向きに生きていくための、何よりの助けとなると自負しています。エビデンスに基づいた施術により、多くの方が笑顔になっていただける美容治療をおこなっていきたいと考えています。

地域のみなさんへメッセージ

青葉区でクリニックを開院して10年。ありがたいことに多くの患者さんにご利用いただけるようになり、形成外科・皮膚科として認めていただいたと思っています。今後は今以上の満足を高いレベルで実現できるよう、力を尽くしてまいります。

元気なお子さんにはケガがつきもの。アトピーやにきびは若い頃から悩む方も少なくありません。そして、その子のお母さん、おばあさんの世代になってくると、しみやしわ、あるいは筋力の衰えというものも気になってきます。私たちは、あらゆる世代が、そして家族で通えるお肌のかかりつけ医を目指しています。しみ1つでも構いません。何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

※上記記事は2022年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科 荒尾 直樹 院長

あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科荒尾 直樹 院長 NAOKI ARAO

あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科 荒尾 直樹 院長 NAOKI ARAO

  • 出身地: 大阪府
  • 趣味: バーベキュー、ドライブ
  • 好きな作家・本: 塩野夏生、三島由紀夫/『サピエンス全史』
  • 好きな映画: ヒューマンドラマ/『グッド・ウィル・ハンティング』『いまを生きる』
  • 好きな音楽: ロック
  • 座右の銘: 「鬼手仏心」
  • 好きな観光地: イギリス、フランス「歴史が感じられる街並み」

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