横浜青葉ゆうクリニック 今村 雄一郎 院長 YUICHIRO IMAMURA
昭和大学医学部卒業。同大学横浜市北部病院での研修を経て、昭和大学藤が丘病院泌尿器科に入局。2023年8月に『横浜青葉ゆうクリニック』を開設。(東急田園都市線「あざみ野駅」より徒歩2分)
昭和大学医学部卒業。同大学横浜市北部病院での研修を経て、昭和大学藤が丘病院泌尿器科に入局。2023年8月に『横浜青葉ゆうクリニック』を開設。(東急田園都市線「あざみ野駅」より徒歩2分)
泌尿器科に決めたのは、当時の担当教授への憧れが1つ。もう1つのきっかけは、泌尿器科が持つ多様性に惹かれてのことでした。泌尿器科は、小さなお子さんから老年期にいたるまで、あらゆる世代に関わることになりますし、男女も問いません。また、内科的にお薬で治療することもあれば、手術で対応することもあります。診療の幅であったり、その方の人生にずっと寄り添っていけるということに魅力を感じたのです。
2023年8月に『横浜青葉ゆうクリニック』は開院いたしました。つい最近の調査によると、この辺りにお住いのご高齢の方は全国で最も多かったと聞き及びました。そうした要素も考えれば、私が貢献できる余地があると考えたのです。そもそも私が医師を目指すようになったきっかけは、子供の頃にテレビなどで見た「国境なき医師団」への憧れでした。医療が届きにくい、世界中の困ってる人たちのもとに赴き、診療活動をおこなう。その姿に憧れたのです。その最初の志とは、場所や方向性は少し変わったのかもしれません。ですが、根底にある、困ってる人の役に立ちたいという気持ちは変わらず持っていますし、それはこれからも変わらないでしょう。
60代から80代の方ももちろん来院されているのですが、20代、30代の比較的若い層の患者さんが多かったのは意外でした。また、女性も当初思っていた以上に多い印象です。お悩みに関しても、「トイレが少し近い」ですとか、「陰部にブツブツができた」ですとか、些細に思えるけども、なかなか聞けないというようなお悩みで来院される方が少なくありません。
クリニックは受付から円状になっていて、男性と女性の待合が別々となっています。女性が少しでも気軽にいらしていただけるようにと、こうした作りにさせていただいたのですが、男性も例えば性感染症などのお悩みは異性を気にされることがありますので、そうした点も考慮しました。検査室に行ったり、診察室に行くまで、なるべく顔を会わすことなく行き来ができるようになっています。
そうしたハード面の工夫が受診のハードルを下げることにつながっていれば嬉しいですね。地域に密着して仕事をさせていただいてる充実感を感じています。
来院される方は、身体的にも精神的にも何かしら心配を抱えておられますので、私たちと対等というわけではありません。必ず、患者さんの方が弱っておられる状態なのです。その意味では、対等に話すよう心がけているだけでは不十分で、少しでも威圧的であってはなりませんし、不快な思いをされることがないよう気をつけています。年齢にかかわらず、おひとりおひとりが積み重ねてきた人生を尊重し、礼の心を忘れず診療にあたっています。
尿検査は一般に15分から20分ほど結果が出るまでかかってしまうものなのですが、当院では70秒で結果が出ますので、お待たせすることはさほどないと考えています。そのほかの機器についても、超音波やレントゲン、膀胱鏡など、最新のものを導入していますので、性能が原因で診断ができない、といったことはないようにしています。
開院にあたり、骨盤底筋を鍛えるスターフォーマーという機器を導入しました。頻尿や尿もれなど、従来の投薬治療で効果に乏しい方に有効なもので、手術の手前でもう一歩進んだ治療を提供可能です。「年のせいだからしょうがない」ということをよく聞きます。お歳を召して症状が出ているのは確かでも、だからといって治療ができない、ということはありません。私のほうから「諦める」といったことは絶対にしたくないのです。できるだけの選択肢を揃え、かつ、私自身も日々勉強に努め、皆さんのお役に立てていければと思っています。
過活動膀胱や前立腺肥大症などのおしっこの症状で手術適応にならない方については、本来、街のクリニックが見るべきものと考えています。大学病院等、大きな病院の役割は、その先の手術や抗がん剤治療、もしくは研究など、大きな施設だからこそ可能なものになるべきでしょう。私は昭和大学藤が丘病院をはじめとし、近隣の病院とも密な関係をこれまで築いてきました。フットワーク軽く、病診連携ができるのは当クリニックの長所であり、しっかりと生かしていければと思っています。
泌尿器科のお悩みは、なかなか相談しづらい面はあるやもしれません。ですが、どうぞ遠慮なく、些細に思えることでも結構ですので、お気軽にご相談ください。責任を持って対応させていただきますので、「ちょっと話をしにきた」という感じでいらしていただければと思います。
※上記記事は2023年8月に取材したものです。
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