佐々木 寛 院長(ほほえみあかちゃんこどもクリニック)のインタビュー

ほほえみあかちゃんこどもクリニック 佐々木 寛 院長

ほほえみあかちゃんこどもクリニック 佐々木 寛 院長 HIROSHI SASAKI

昭和大学医学部を卒業後、小児科を専門に研鑽を積む。大学病院や創業病院で経験を重ね、横浜市青葉区に開業。

医師を志されたきっかけと開業されるまでの経緯について教えてください。

歯科医師である父の背中を見て育ちましたので、小さい頃から自然と医療分野に関心を持つようになっていました。なかでも小児科の医師になろうと考えたのは、子どもの成長を見ることが楽しいと感じたからです。そして子どもを治して成長を見守っていますと、自分もさまざまな意味で成長していくのを感じます。小児科が学問領域としても大変魅力のある分野であることも、理由のひとつです。
大学卒業後は母校である昭和大学の藤が丘病院で研修を受け、青葉区のみなさまと親しくさせていただきました。その後は横浜旭中央総合病院、救命救急センターを含む関東近県の複数の病院でさらに研鑽を重ね、産婦人科でも数々の症例に携わらせていただきました。このたび勤務している東京・豊洲の病院を3月で退職し、4月からはこちらで開業することになり、みなさまにお会いするのをとても楽しみにしています。研修期間からなじみの深い青葉区で、今度はわたしがファミリードクターとしてみなさまの健康に貢献していきたいと考えています。

こちらのメディカルモールの一番の特長は、各クリニックが独立していてそれぞれが日当たりに恵まれていることです。そこでこの空間を最大限活かすデザインを設計士の方と検討してきました。特に、「体調が悪くて沈みがちなお子さんが、待合室で少しでも楽しく過ごせるような空間」にしたかったのです。大きくなれば病院に来る理由もわかってきますが、小さいお子さんにはなかなか理解できません。

海辺で3人の子どもが楽しそうに遊ぶ壁紙は、実は当院のオリジナルなんです。手前味噌ではありますが、わたしの子どもが折り紙に描いた絵をベースにしました。待合室で絵を見ながら親子で語らい、「また来たい」と思っていただければうれしいですね。クリニックが完成したらこの絵を子どもに見せるつもりでいますが、まさか病院がこんな雰囲気になっているとは夢にも思っていないでしょうね(笑)。

診療方針について教えてください。

まずは「痛い」「怖い」思いをできるだけさせないようにと考えています。縁あって当院にお越しいただいたお子さんは、これからもずっと成長を見守り続けたいと考えていますから、「また来てもいいな」と思えるようにしたいのです。これまでのキャリアではお子さんの発育に関しても数多くの症例を拝見してきましたので、さまざまなアドバイスができると自負しています。
またお子さんのお世話にかかりきりで、なかなか病院に行けないお母さま方も同時に診察させていただく所存です。こちらでお子さんの診察が終わった後、さらに別の病院に赴くのは時間的にも体力的にも負担が大きいと思うからです。

病気に負けない健康な体を作るために、先生はどのようなことを指導されていますか?

お子さんにはとにかく外で遊び、数多くの経験をしていただきたいですね。外遊びをすると当然ケガもしますが、ケガが治っていく過程で抵抗力や免疫がつきますし、「次はケガをしないよう」にとお子さんなりに考えるようになります。身体の使い方はそうして学んでいくものだと思うのです。親御様は近くなく遠くない距離で見守り、本当に危険なときだけ手を差し伸べる…..これが理想ですね。

小児科ならではのほほえましいエピソードがあれば、お聞かせください

これまでお世話になった病院では、お子さんが生まれた瞬間からの診療に従事してきました。そのなかで、想像が及ばないほど小さく生まれてくる赤ちゃんを数多く診させていただきました。最初は病気がちで弱々しかった姿のお子さんが、時間とともに元気にたくましく育っていく様子には本当に心を揺さぶられます。小児科の医師である醍醐味を感じる瞬間です。
医療の発達とともに現在ではお子さんの発育を促す仕組みができていて、特定の年齢までに一通りのことができるようなプログラムが開発されてきました。最初のお子さんを生んだばかりのお母さま方には不安がつきものですが、できる限り寄り添って手助けをしていきたいと思います。

診療方針と診察で心がけていること、地域のみなさまへのメッセージをお願いします。

来院されるお子さんとお母さまの雰囲気をつかみ、どのように接したらよいか判断することから始めています。まずはお子さんと同じ視線で話せるように椅子の高さを調整し、このお子さんが説明を必要としているかどうかを見極め、ひとりひとりに応じて診療内容をきちんとお話します。
昨今はお母さま方のライフスタイルが多様化していますから、こちらも考慮した上でおうちでのケアの仕方やお薬の出し方に気を付けています。15年前に比べますと、現在は保育園に通われるお子さんが増えました。保育園では個別にお薬のお世話までできませんので、1日2回服用で済むお薬を処方しています。

地域のみなさまには、子育てのサポートセンターとしてまずは一度お越しいただければと思います。幸い当院は日当たりが良く、待合室の空間は快適です。お子さんの子育てで孤独になりがちなお母さんにとっても心安らぐ場所になればと思います。わたしには現在未就学児童を含む3人の子どもがいますので、親御様とは同じ悩みも喜びも共有できるのではと思います。どうか一度ご相談にお寄りください。

※上記記事は2017.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

ほほえみあかちゃんこどもクリニック 佐々木 寛 院長

ほほえみあかちゃんこどもクリニック佐々木 寛 院長 HIROSHI SASAKI

ほほえみあかちゃんこどもクリニック 佐々木 寛 院長 HIROSHI SASAKI

  • 出身地: 横浜市
  • 趣味・特技: 野球
  • 好きな本・愛読書: 様々なジャンルの小説を読みます。特に書店で平積みになっていて店員さんのお勧めのものはつい手に取ってしまいます。
  • 好きな音楽・アーティスト: ハワイアンミュージックなど
  • 好きな言葉・座右の銘: 気軽に、気張らずに
  • 好きな場所・観光地: 緑の豊かな公園

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