インタビュー/順伸クリニック小児科・眼科

順伸クリニック小児科・眼科 入戸野 晋 眼科医長

順伸クリニック小児科・眼科入戸野 晋 眼科医長

PROFILE

昭和大学大学院を卒業後、昭和大学医学部眼科学講座に所属し、昭和大学病院付属東病院眼科、昭和大学藤が丘リハビリテーション病院眼科で臨床・研究・教育に携わったのち、にっとのクリニック院長に就任。2019年3月18日、順伸クリニック眼科医長に就任。日々、眼科医療の研究と実践に取り組み、地域医療への貢献を目指す。

小学校の先生になりたかった子供時代、大学では山岳ボランティアを

小学校3年生から卒業まで担任だった先生はとても教えるのが上手な先生でした。その先生に憧れて、小学校の先生になりたい、自分も教えられるようになりたいと子供の頃は思っていました。その後進路を選択する中で両親と同じ医師の道を歩むことになりましたが、やはり人に教えるのは好きで、大学に講師として所属していたときも医学生に教えるのは楽しい時間でした。なので患者さんのご質問は大歓迎です。患者さんに疑問が残らないように診療を終えられることを目標にしていますし、少しでも不安なことがあればお話ししてください。大学の頃は山岳部に所属していました。山岳部といっても医学部ならではの部活動で、登頂先の診療所で登山客の診療ボランティア活動をしておりました。登る山は南アルプスにある標高3193.2mを誇る日本第2位の高峰・北岳です。毎年、7月から8月にかけての登山シーズン真っ盛りの時期に、班に分かれた部員が交代で4泊ぐらい診療所に泊まって、登山客の診療を無償で行います。大学の夏は毎年北岳に登ってこの活動をしておりました。また、この部活は医師になってもOBとして参加することができます。学生は医薬品の処方ができないので市販薬しか出せませんが、OBがいると患者さんに医薬品の処方ができ、学生にも教えることができます。卒業後も9回登山して活動に参加していますが、青春時代にこうした活動に参加できたことを幸せに思っています。

再び眼科診療をここで

順伸クリニックは平成4年からこの地で開業し、医療法人社団順伸クリニック理事長である父が小児科を、母が眼科を担当しておりましたが、母が病に倒れて以来、眼科はお休みをいただいておりました。この地域で最寄りの駅というと、たまプラーザ駅かあざみ野駅になりますが、駅前には眼科クリニックが複数件あって、患者さんにとって恵まれた地域といえます。ところが、この青葉区荏子田2丁目の近隣には半径2キロ圏内に眼科が1件もない状況で、いわゆる「空白地帯」となっており、小児科や整形外科、皮膚科を受診されて薬局に行く患者さんが、眼科がなくて困る、眼科があるととても助かる、とおっしゃっていると聞きました。そのような背景から、いつかは自分の手で眼科を再開したい、と思っておりましたが、このたび諸事情が調い再び順伸クリニックに眼科を併設できることになりました。通常は単独での設立が多い眼科クリニックにおいて、小児科に併設された眼科というのはレアケースですが、メリットはとても大きいと思われるコラボレーションですので、成人を対象とした「一般眼科」とともに「小児眼科」の分野においても特色を十分に活かした診療を行うことができると思っております。

小児の近視にアプローチする三本の柱は、近視早期発見・仮性近視治療・近視進行抑制

社会問題とまではいかないかもしれませんが、眼科のなかでも今特に問題となっているのは子供の近視です。黒板を使わずに手元の端末で授業をやる学校も増えてきているだけでなく、自宅でもゲームやスマホなど、子供たちが近くを見ている時間が増えてきています。近視というのは、遺伝的な要素と環境的な要素がありますが、近くを見る時間が長いことで発症ないし進行するものがほとんどなので、ひと昔前に比べて環境が変わった、すなわち近方作業時間の増加によって、近視の子供も増えてきている、ということです。そこで、当クリニックでは、子供たちの近視の発症を可能であれば防ぎ、少しでも進行を抑えてあげられるように、近視早期発見・仮性近視治療・近視進行抑制の三本柱を小児近視の診療方針としています。順伸クリニックには多くのお子さんが来院されるので、保護者の方に正しい知識を備えてもらえれば、小児の近視もより早く発見が出来るのではないかと思っています。一部の例外はありますが、多くの近視の発症初期の段階は「仮性近視」といって、近くを見続けた結果、目の中のピントを合わせるための筋肉が緊張し、遠くを見たくても常に近くにピントが合ったままの状態になっているので視力が下がっている状態です。早い段階でその緊張を和らげてあげるアプローチができれば仮性近視は改善する、つまり視力が回復する可能性があります。仮性近視の段階で何もアプローチがされないと、本物の近視(真性近視)になってしまい回復は難しくなります。お子さんの見え方に少しでも不安がありましたら、ぜひご相談ください。

特徴ある最新機器

スポットビジョンスクリーナー近視の早期発見に役立つ最新機器です。この機器の良いところは、生後6か月から度数が測れることです。近視を含めた遠視、乱視などの屈折度数を測定し、異常があれば検出することができます。乳幼児の頃から強い屈折度数の異常が存在すると視力の発達が妨げられ、弱視の原因になることがあります。この機器は小児科クリニックで扱っているところも多く、小児科を受診した子供をスクリーニングし、何か異常値があれば眼科に紹介する、という形式をとられます。当クリニックであれば、小児科を受診されたお子さんがスクリーニングを受けることはもちろん、異常の有無にかかわらずその場で眼科専門医による詳細な結果説明を受けることができますし、弱視の危険因子があればすぐに眼科で精密検査を受けることが可能です。

WOC ワック
調節機能改善機器で、お子さんの仮性近視治療、あるいは近視進行抑制のためのアプローチとしてだけでなく、成人の方の眼精疲労にも有効とされます。近づいたり遠ざかったり、あるいは点いたり消えたりする画像を5分間見ていただくことで、ピントを合わせるための毛様体筋という筋肉をストレッチさせる効果があります。

OCTA
眼底の網膜や視神経の形状解析をするための機器です。OCTの上位機種で、微小な血管の動態の観察が可能な最新機器です。眼底出血、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性などの眼底疾患をはじめ、緑内障の診断にも用いることが出来ます。

これから受診される患者さんへ

当クリニックは、小児科に併設された眼科クリニックです。特色として小児眼科診療を行っておりますが、眼科一般の診療も行っておりますので、年齢を問わず、目におきている症状や不安な点などがありましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。また、コンタクトレンズも取り扱っておりますので、検査をして購入することが出来ます。ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズはもちろん、乱視用や遠近両用などの特殊レンズもご用意があります。若い女性に人気のサークルレンズやカラーコンタクトレンズもあります。
自由診療では、近視進行抑制に効果があるマイオピン点眼液を取り扱っております。
院内では子供から成人までそれぞれの世代にあわせたサプリメントも販売しております。子供用は近視進行抑制に効果的なクロセチンという成分が配合されたものです。おやつタイプのものと、小さなチョコボールのようなカプセルタイプのものがあります。成人用は目の網膜の働きを維持するために必要な成分として、ルテインやビルベリーエキスなどが配合されたものです。これらの成分は体内では作られず外から摂取することが必要な成分ですので、簡単にかつ確実に補充することができるサプリメントがおすすめです。

※上記記事は2019年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

順伸クリニック小児科・眼科 入戸野 晋 眼科医長

順伸クリニック小児科・眼科 NITTONO SUSUMU

順伸クリニック小児科・眼科 入戸野 晋 眼科医長 NITTONO SUSUMU

  • 出身地: 東京都
  • 趣味: 暗渠巡り、古看板探し
  • 好きな音楽アーティスト: 甲本ヒロト、 ゆず
  • 好きな場所や観光地: 二子玉川

INFORMATION

  • 順伸クリニック小児科・眼科
  • 電話 045-902-8818
    所在地 横浜市青葉区荏子田2-2-9 アドバンスビラ2F(丸正荏子田店2F)
    診療時間 【眼科】[月曜・水曜・土曜]9:30~12:00 14:00~17:30 
    [火曜]14:00~17:30 [金曜]9:30~12:00
    [日曜・祝日]9:00~12:00

    【小児科】
    [月曜~土曜]8:30~12:00 15:20~17:30(一般外来) 14:00~15:00(予防接種・乳児健診)
    [日曜・祝日]9:00~12:00 14:00~17:00(一般外来) ※祝日午後は休診
    休診日 【眼科】木曜全日・火曜午前・金曜午後・第1土曜午前 【小児科】祝日午後
    WEB https://junshin-clinic.com/