安藤 元 院長(あんどう歯科クリニック)のインタビュー

あんどう歯科クリニック 安藤 元 院長

あんどう歯科クリニック 安藤 元 院長 GEN ANDO

育った街に少しでも恩返しを

神奈川歯科大学卒業後は都内の歯科医院に勤務し、その後、神奈川の医療法人グループに勤務。10年余りの勤務の中で分院長も務めさせていただきました。理事長からは本当に様々なことを教えていただきました。特に患者さんとの応対については見習うことが多かったですし、それは今の私の糧となっています。『あんどう歯科クリニック』は2009年に開院いたしました。患者さんはこの地域にお住いの方がほとんど。勤務医をしていた頃からの方が今も通ってくださっていて、それは本当にありがたいことです。私はこの街で育ちました。歯科医療を通じて少しでも恩返しができればと思っていますし、今後もこの街と共に歩んでいきたいと思っています。

自分の家族にしてもらいたい治療を患者さんに

皆さんが仰ることかもしれませんが、患者さんとしっかり向き合い、よく説明することを心がけています。治療の中身を理解していただけないことには、治療に手をつけるわけにはいきません。専門的な内容もありますし、難しいこともありますが、できる限り丁寧に説明をし、ご納得いただいた上で治療を進めてまいります。加えて、私自身がやりたくないこと、家族にできないことを患者さんに勧めることはありません。例えば、長く保たないことがわかっている歯に自費診療の被せ物を施すなどということはあってはならないことと考えています。
私は、どこにでもいる歯医者です。身の丈に合った治療しか患者さんに提供することはできませんが、守るべき原則を守り、丁寧な治療を提供していきたいと思っています。

患者さんに教えてもらい、それを次につなげていく

地域柄、ご高齢の方が多いこともあり、義歯(入れ歯)については一定以上の水準に達していると思っています。これはもう、患者さんに教えてもらった部分が大きいですね。ここが噛みにくい、あそこがぶつかりやすい。義歯を作る中で指摘していただいたことを咀嚼し、次の患者さんにフィードバックしていく。実際に使ってもらう中で問題が起こることもあります。その度に調整を施し、長く使っていただけるよう手を尽くしていくのです。歯医者さんは、皆そうではないでしょうか。教科書通りに作ってさえいればうまくいくというものではなく、講演を聞いたからといって、それがすぐに自分の身になるというものではないのです。義歯に限ったことではなく、被せ物もみなそうだと思いますが、患者さんに教えられ、それを次に活かすことで自分のものになっていくのです。

無理にならない範囲で、少しでも患者さんの生活の質を上げれるように

歯周病菌が循環器疾患や糖尿病のハイリスクになることはすでに証明されています。だからこそお口のケアの重要性が今叫ばれているわけですけども、私としては、患者さんにそれを声高に求めるつもりはないのです。基本的に予防はご自身でおこなっていただくもの。こちらが求めるのではなく、患者さんの求めに応じてアドバイスさせていただくのが本来の形ではないでしょうか。歯周病の治療も、無理に勧めることはありません。歯ぐきの治療は辛いものです。年齢等の問題もありますし、身体への負担も考えなくてはならないでしょう。トータルでその人にとって良いことかどうか。患者さんと一緒に考えていって、少しでも生活の質が向上するよう支えていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

お口のことで何か困ったことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。こちらには、私と話すことが目的で来院されたかのような患者さんもおられます。いっぱい話してスッキリする。それでも良いと思うのです。地域の方々に支えられながら、これまで診療を続けてまいりました。今後も皆さんの期待に応えるべく精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※上記記事は2020年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

あんどう歯科クリニック 安藤 元 院長

あんどう歯科クリニック安藤 元 院長 GEN ANDO

あんどう歯科クリニック 安藤 元 院長 GEN ANDO

  • 出身地: 神奈川県
  • 趣味: 海釣り
  • 好きな作家: 石田衣良
  • 好きな映画: 『ワイルド・スピード』
  • 好きなアーティスト: 「イーグルス、ビートルズからサザンまで何でも」
  • 座右の銘: 「人生一度きり」
  • 好きな観光地: 沖縄

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