Local(ローカル) 矢田 大輔 代表 DAISUKE YADA
大学卒業後、アパレルから眼鏡業界へ。2013年10月、眼鏡店『Local』をオープンし、現在に至る。(東急田園都市線「たまプラーザ駅」北口より徒歩5分)
大学卒業後、アパレルから眼鏡業界へ。2013年10月、眼鏡店『Local』をオープンし、現在に至る。(東急田園都市線「たまプラーザ駅」北口より徒歩5分)
もともと洋服が好きで、大学を卒業して最初に勤めたのも服屋さんでした。ところが、いざ仕事を始めてみると、待遇面に納得ができず…。思い切って転職した先が眼鏡屋さんだったのです。洋服が好きで、おしゃれも好きで、その延長に眼鏡があったという感じでしょうか。もちろん、ただ単に好きというのではなく、きちんとした知識や技術を身につけて「認定眼鏡士」という資格も取得しました。眼鏡にまつわる日本で唯一の資格「認定眼鏡士」になるには、学科と実技をあわせて8科目にも及ぶ試験に合格しなければなりません。当店は、きちんとした知識や技術を身につけたスペシャリストがいる眼鏡屋ですから、安心して足を運んでいただければと思います。
この場所に『Local』をオープンしたのは、2013年の10月でした。ここは妻の地元でもあるのですが、暮らしやすくてとってもいい街ですよね。この街並みにしっくり馴染むような、「カッコいいお店」をつくろうと思ったのがこの店のスタートでした。実際に、外装などをお願いする際も、「カッコいい眼鏡屋に」とは伝えていません。道行く人がフッと目を止め、「何屋さんかな?」「何を売っているのかな?」と興味をもって扉を開けてくれる。そして、店内にディスプレイした眼鏡を見つけて、面白そうだと感じてもらえたら成功かなと(笑)。そういえば、営業を始めて最初のお客様は、お孫さんの手を引いて訪れたおじいさんでした。カフェとお間違いになったのか、「ジュースください」とオーダーされたのをよく覚えています(笑)。
『Local』がいわゆるチェーンの眼鏡屋さんと違うのは、「眼鏡ブランドのみ」を扱っているところでしょうか。シャネルやグッチといったファッションブランドではなく、流行に左右されずにお使いいただけるようなフレームを取りそろえています。フレームの価格は、3万円台から10万円近くのものもありますから、愛着をもって長くお使いいただきたいというのが私の想いです。
お客様の年齢層としては30代から50代の方が中心で、30代は伊達眼鏡やサングラス、40代あたりから度付きになって、50代になると遠近両用タイプをお求めになる方が多いでしょうか。40歳くらいになると、みなさんアクセサリー類は一通りお持ちになっていて、「次なるおしゃれ」として眼鏡に興味をもたれる方も多いようです。老眼鏡をかけるのはイヤだけど、かけなければ仕事や生活に支障が出る。それならば、自分が気に入ったフレームを選んで、気分を上げようといったケースもあるようです(笑)。
この業界で仕事を始めたころは、今のようにおしゃれなフレームなどはほとんどありませんでした。それでも、販売する側は眼鏡を売らなければなりませんから、「お似合いですよ」と言ってお客様に買っていただくわけです。そんな時代からこの業界にいて、いま私が「お似合いですよ」のフレーズと使うことは決してありません。とはいえ、眼鏡のスペシャリストとして、お客様にご提案できることはたくさんあります。例えば、営業のお仕事をなさっている方と管理職の立場にある方では、かけるべき眼鏡も違ってくるでしょう。「これだけは譲れない」というラインをお伝えくだされば、その方に適したフレームをご提案させていただきます。
コロナ禍で最初の緊急事態宣言が出たときは、百貨店や大手眼鏡チェーンが軒並み休業してしまいました。そうした中、当店は悩みながらもお客様のために営業を続けました。どのお店も閉まっていては、きっとお客様がお困りになるだろうと思ったからです。実際に、おうち時間でコンタクトから眼鏡を使用する方が増え、「曲がった」「壊れた」「見えづらい」といったご相談がたくさんありました。
当店では、簡単な眼鏡の微調整に料金はいただいておりません。ネジの交換などが必要な場合は実費を頂戴しますが、自分の手を動かして済む範囲なら基本的にサービスです(笑)。もしも、長引くマスク生活で眼鏡のくもりにお困りの場合は、世界最高のレンズメーカーが作った曇り止め「CARL ZEISS」がおすすめです。ぜひお試しください。
※上記記事は2021年6月に取材したものです。
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