村山 滉季 代表取締役CEO（バーガーバル ダンディ)のインタビュー

多くの飲食店で修行を積み、地元青葉区にオープン

学生時代から飲食店でアルバイトをしており、将来的には飲食店の経営をしたいと思っていました。大学卒業後、カラオケなどのアミューズメントからブライダルやホテル経営まで行うグループ企業に就職し、そこでブライダル担当としてホールや接客などのサービスについて学びました。ソムリエの資格を取得するなど充実していたのですが、どこかで小さい頃から家族で通っていたアメリカ料理のトルバドールのような心地よい接客をしたいという気持ちが芽生えてきたのです。そこで事情を話し、前職の休みの日などを利用して、トルバドールで修行させてもらうことにしました。このような自分の気持ちを理解していただき修行させてもらったこと、その後入社し新しい店舗の店長を任せてもらうなど沢山のことを学ばせてもらったことに本当に感謝しています。『バーガーバル ダンディ』オープンの際もお世話になったトルバドールと競合になりたくないと、まったく別のエリアで店舗を探していたのですが、縁あって今の場所に『ダンディ』をオープンさせました。

食事やちょい飲み、カフェ利用まで使い勝手抜群

ハンバーガーショップというとお子様メインのイメージがありますが、ハンバーガーはれっきとしたアメリカ料理であり、お酒との相性も抜群です。だからこそ、ハンバーガーバルとして、ビールやワイン、ハイボールなどドリンクメニューも充実させています。もちろん、お酒にぴったりの肴も玄米粉を使って作る自家製タコスから千枚漬けを使ったカルパッチョなどを揃えています。そして通し営業であるからこそ、カフェとしての利用や〆として楽しんでいただけるこだわりの炭火焙煎の珈琲やスイーツもあります。お食事を楽しむだけでなく、ちょい飲みにふらっと立ち寄ってもいただけますし、店内にはWi-Fiもありますのでリモートワークの息抜きなどにご利用いただくことも可能です。お客様好みにご利用いただければと思っています。

盆栽や畳の小上がりでハンバーガーを味わえる、和魂洋才な空間

ご家族連れからグループでのご来店、さらにはお一人様でも快適にご利用いただけるように、店内にはカウンター席と畳敷の小上がりの席をご用意しています。ハンバーガーショップで畳？！と驚かれるのですが、私たちはメニューも含めて和魂洋才をコンセプトにしており、空間においてもその気持ちを大事にしています。のれんをくぐって入店いただくのも、入ってすぐにある存在感ある盆栽も他のハンバーガーショップでは見られないと思います(笑)。盆栽は一定期間で変わっていくので、それを楽しみに来店してくださる方も多いですね。

地域密着、国産国消で美味しく、社会貢献していきたい

自分たちが飲食店として社会貢献できることはないだろうか、と常に考えています。まずは自分の出身でもある青葉区、近隣の都筑区などの地域を盛り上げたいという想いから、お店で提供するものについても地元でお願いしています。例えばバーガーを左右するバンズは、美しが丘公園の裏にあるバリエタさんで特注でお願いしています。色々と食べ比べましたがバリエタさんの味わいを超えるものはなく、特注のご相談をしたのですが快諾いただけました。またビールも、川和町でクラフトビールを作られているミツメビール販売所さんの美味しいビールを提供させていただいています。食材はもちろん国産ワインやジンを取り扱うなど国産国消を目指し、できるだけ日本製のものを使っています。現在も一部が地域の農家さんから提供いただいた野菜を使用していますが、ゆくゆくは地産地消でメニューを作っていけるように農家さんとのネットワークを広げていきたいと思っています。

ふらっと立ち寄っていただけるような、地域で愛される店を目指して

もともと、今の店舗がある場所には『インドのとなり』というたまプラーザで長年愛されていたカレー屋さんがありました。先ほど縁あってこの場所を選んだとお話したのですが、実は『インドのとなり』のオーナーさんが中学の同級生のお母様だったというご縁でした(笑)。だからこそ、地元で愛されていたお店の後を継ぐ者として、自分たちの想いとして地域で愛される店になっていきたいと強く願っています。たまプラーザ駅から徒歩1分と帰宅途中などにふらっと寄っていただきやすい場所にありますので、是非お好みのスタイルで当店をご利用ください。ダンディかはわかりませんが(笑)のれん同様のヒゲをたくわえたスタッフ達が、皆様のご来店をお待ちしております。

※上記記事は2023年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。