青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック 金沢 憲由 院長 NORIYOSHI KANAZAWA
秋田県出身。秋田大学医学部卒業。同大学付属病院第一内科(消化器内科)、横浜労災総合病院などの勤務を経て、2023年に「青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック」を開院(東急田園都市線 青葉台駅より徒歩約3分)
秋田県出身。秋田大学医学部卒業。同大学付属病院第一内科(消化器内科)、横浜労災総合病院などの勤務を経て、2023年に「青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニック」を開院(東急田園都市線 青葉台駅より徒歩約3分)
月並みな理由ですが、人の役に立ちたい、困っている人を助けたいと思ったことが、医師を目指したきっかけです。出身地の秋田は脳卒中が多い地域だったので脳外科医になりたいと考えていたこともあったのですが、実際に勉強や実習を行うなかで、消化器内科に興味を持つように。胃カメラや大腸カメラを扱うので、機械を触るのが好きだったんですか?とよく聞かれるんですが、そういったことよりも単純に消化器内科の勉強が好きだったんですよね。加えて、消化器内科はすごくわかりやすい科だということ。胃がんや大腸がんといったものも、原因となるポリープを見つけて治療することができますし、患者さんにも説明しやすいなと。そういう部分にも魅力を感じました。
秋田で生まれ育ち、大学卒業後もしばらくは秋田で勤務していましたが、6年目になる年に横浜に。国内留学してみたかったんですよね。秋田以外の環境で暮らしてみたい、という思いがきっかけでした。その後も開業せず、勤務医を全うしようと思っていたんです。勤めていた横浜労災病院の副院長先生、当時は消化器内科の部長でしたが、その先生にずっとついていこうと思っていましたが、今後の人生をどう送っていこうか考えたときに、自分が最終責任者である環境でチャレンジしてみたいなと。自分の振る舞いが直接自分に返ってくる仕事がしたいと開業を決め、23年4月に青葉台かなざわ内科・内視鏡クリニックを開院しました。
当院は、消化器内科を中心に内視鏡検査・治療のほか、肝臓内科、一般内科、健康診断・人間ドックなど幅広く診療を行っています。なかでも、力を入れているのは胃カメラ、大腸カメラの検査。どちらも鎮静剤を使い、苦痛の少ない検査を導入しています。また、リカバリー室を広めに作っていますので、検査が終わったあとストレッチャーのまま、そこに戻っていただき、休むことができるのも特徴です。検査のあと、すぐに起こされて移動するケースが多いですが、そのまま寝た状態で30分~1時間、しっかりと休んでいただける環境を整えました。これまで検査を敬遠していたことを後悔する方をたくさん見てきましたので、検査を受けてもらいやすい環境を作り、早期発見につなげたいと思っています。
胃がんや大腸がんは、確実に治せる病気。命を落とさなくてもいい病気と言っても過言ではないと思います。例えば、胃炎のある方も1年に1回検査をしていれば、早期に発見ができて、完治につながる。早期発見の効果が大きい臓器ですので、症状がある方はもちろん、症状がないけど気になっているという方もぜひ早めに検査を受けていただきたいです。当院のホームページにも書かせていただいていますが、胃もたれや不快感、貧血。あとは検査で引っかかったり、ピロリ菌を持っていたりという方は胃カメラを受診していただきたいなと。大腸カメラに関しては、わかりやすいところだと血便がある。あとは、便が細くなったり、最近便秘が続いたりしている方。ご家族や親戚など近親者に大腸がんの方がいると、リスクファクターということになりますので、症状がなくても検査いただくことをおすすめします。
また、自分は肝臓の専門医でもありますが、肝臓は症状がほとんど出ない臓器です。症状が出たらもう遅いんですよね。その前に大体は健康診断等で引っかかりますから、そのときに放置せず、ご相談に来てください。最近は脂肪肝の方も増えていますので、気をつけていただきたいです。
患者さんに向き合うときに大事にしているのは、わかりやすいこと。どんな病気を説明するときも、しっかりと患者さんに理解していただくよう心掛けています。自分が話しただけだと忘れてしまうことも多いので、説明したことをまとめたプリントを用意して、お渡ししています。できるだけ家に帰ってからも反芻できるように。そのうえで、わからないことが出てきたらまたすぐに相談していただける環境を作れるように意識しています。
当院は、青葉台から徒歩3分というアクセスの良さも特徴です。今までクリニックが遠かった、という方にも検査を受けていただきやすい環境かなと思っています。また、今後は健康診断や人間ドックなど予防にも力を入れていきたいと考えています。症状があっても、なくても気軽に相談に来ていただけるクリニックでありたいですね。「こんな症状で来たの?」と思われないか、病院に行くのをためらうときもあるかもしれませんが、些細な症状のなかに重大な病気が隠れているときもあります。あのとき受診しておけばよかった、というのを避けたい。不幸な人を1人でも減らしたいという想いを持っていますので、わずかな異常でも相談に来ていただきたいです。当院は猫のロゴも目印。自分が猫好きだから、というのもありますが、内科で動物をロゴに使っているところは珍しいのかなと。そういうところで親しみやすいクリニックだなと思っていただけたらうれしいです。
※上記記事は2023年4月に取材したものです。
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