檜佐 彰男 院長 & 香織 副院長(しろくま内科小児科クリニック)のインタビュー

しろくま内科小児科クリニック 檜佐 彰男 院長 & 香織 副院長

しろくま内科小児科クリニック 檜佐 彰男 院長 & 香織 副院長 HISA AKIO & KAORI

国立秋田大学医学部卒業後、一般内科・循環器内科を中心に研鑽を積み、大学病院、市民病院にて勤務。多くの症例に携わる。2019年6月「市ヶ尾駅」に開業。

目の前で人が倒れたとき、助けられる医師に

【彰男 院長】医師を志したきっかけとして明確なものはありません。もともと小さいころから生き物や動物が好きだったので、最初は獣医さんになろうと考えていました。ですが、よくよく自分の気持ちと向き合ってみると、人自体も好きなんだということに気づきました。おしゃべりな母と姉二人に囲まれて暮らしてきた影響かもしれませんが、人と話しコミュニケーションをとることが好きで、その好きを仕事に活かせたらと考えたときに医師という道を志すようになりました。なので私が行いたい医療というのも、大学病院などで最先端の医療を提供していくというよりは、地域の方と触れ合って、雑談などをしながらお体の調子を聞いて、内科にかかわらずいろんなことに相談に乗れて頼りにしてもらえるようなお医者さんが理想でした。
専攻分野を循環器内科にしたのは、普段診察している患者さんはもちろんのこと、日々の生活の中で急に具合が悪くなったり倒れてしまった人がいた時に、駆けつけて手助けすることが出来るには、命に直結する心臓を専門に研鑽を積むのがよいのではないかと考えたからです。

【香織 副院長】
基本的に、仕事はどんな仕事でも人の役に立つものだと思うんですけれども、中学生とか高校生の時に自分の中で、人のためになる仕事っていうのが医者かなと思いました。化学系というより生命科学の方に興味があったので、医師になりたいなという風に思いました。目指した後に家族が病気になって、その時初めて病気の人の家族の気持ちや、医療に対する実体験をして、やはり医師を選んで良かった、意味があったなと確認しました。

生涯の友と伴侶を得た学生時代

【彰男 院長】学生時代は柔道部に所属しており、印象深いことを挙げればきりがないほど充実した学生生活でした。医学部は他の学部と違い、社会に出ても皆医師になることがほとんどなので、進路が同じ同志として当然話もしやすいですし、卒業後に会ってもずっと学生の気分でいられるようなことがあります。そこが面白いところでもありますし、そこで妻と出会えたことも、幸せだと思っています。

【香織 副院長】
学生時代は、障害を持ったお子さんとか発達障害の方、老人の方などのための活動をするクラブに所属していました。お子さんのための遊びボランティアとして土曜日とか日曜日とかに施設に行ったり、病気のお子さんの自宅でお母さんといっしょにお子さんをお風呂にいれたり、介助をしたりしていました。子供達と接する機会があり、お母さん達とも関わりを持つことで、その経験が自分の中で重要かつ大きな割合を占め、小児科を選択するきっかけになったと思います。

患者さんの意思を尊重し最適な医療を提供したい

【彰男 院長】患者さんにお伝えしたいことは、どんなことでも相談していただければ、ということです。もちろん、専門外の病気などは知識不足のこともあるかもしれませんが、一緒に悩み、よくなる方法を探す手助けだけでもできればと思っています。
医師として基本的なことだと思いますが、患者さんの話をよく聞くことで、患者さんの思いやいろいろな事情がわかってくると考えています。同じ病気でも人それぞれで向き合い方は変わってくると思います。ですので私からは治療の押し付けをするのではなく、患者さんの意思を尊重した医療を提供したいと思っています。
またその為には患者さんも医師任せにするのではなく、自分の体をどうしたいか、よく考えていただければと思っています。診療スタンスとしては、患者さんとよく話し合うことが大切と考えておりますので、ご遠慮なく疑問な点や不安な点などがあればご相談ください。

【香織 副院長】
赤ちゃんの時にスキンケアをしっかりすると、食物アレルギーや喘息とかの予防につながるので、スキンケアの指導なども行っています。一日一回泡立てた石鹸でしっかり洗うということや、保湿剤の塗り方、ステロイドなどを使う場合の塗り方なども、お母さんたちが家で実践しやすいように詳しく説明しています。

またその子のことを一番よくご存知なのはお父さんお母さんです。多くのお父さんやお母さんが、どういう問題や悩みを抱えているのかを、医師として教えていただき、一緒に解決していくことを心がけています。そういった情報を他のお父さんお母さんともシェアしていくことで、多くのお父さんお母さんの問題解決に繋がると思っています。
よく診療の際に、「関係ないかもしれませんが聞いていいですか?」って言われることがありますが、小児科で聞いてはいけないことや、言ってはダメなことはないので、何でも聞いてください。
少しでも子供達とお父さんお母さんの一助となれば嬉しいです。

需要の高い検査や療法を気軽に受けていただけます

【彰男 院長】●睡眠時無呼吸簡易検査
簡単に受けていただけます。機器自体は当院には無いですが、ご希望の方がいらっしゃれば機器メーカーに当院から連絡をして、その機器を患者さんのご自宅に送らせることができます。説明書きが付いているのでご自分でもきる検査です。終わりましたら、着払いで返却して頂いて、その結果が当院に届きましたら、患者さんに連絡して結果を聞きに来てもらうという感じです。検査料金と解析結果の説明に再診料がかかりますが、保険診療です。

●24時間心電図検査
当院の検査機は患者さんに装着してもらう部分が小さくて負担の少ないものになっています。付けっぱなしの状態で24時間過ごして不整脈が出ているかどうかを観察する検査ですので、大きいと不便ですし、以前はお風呂に入れないものもありましたが、当院の検査機は装着したままお風呂に入ることもできますので、普段の生活そのままで検査をすることができます。

●舌下免疫療法
この治療は花粉のエキスを抽出した錠剤を舌の裏において溶かし、1分間保持するといった内服の方法を毎日行うものになります。舌の裏からその薬が体内に吸収されると、花粉のエキスが体にちょっとずつ取り込まれることによって、自分の体を花粉に慣らすことができ、アレルギー作用の解消につながるというものです。3年から5年続けないと効果は出にくいと言われていますが、1年目で効果が出る方もいるようです。 花粉の季節でない時期に行います。このほかにも、検診・検査を行っていますので、お気軽にお尋ねください。

これから受診される患者さんへ

待合のスペースが広く、内科と小児科の待合いが分かれていますので、大人にもお子さんにも過ごしやすい場になっていると思います。小児科の待合はさらに風邪の症状があるかないかで別れていますので、車内でお待ちいただくような必要もありません。また保育士が在籍していますので、親御さんが受診している間、安心して複数のお子さんをお任せいただけますし、親子で受診していただくこともできます。
乳幼児健診は、基本的に2時から3時半でご予約いただいています。予防接種は予約が必要ですので、検診や予防接種については、お気軽に予約のご連絡をお願いいたします。スタッフ一同心を込めて診療にあたっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

※上記記事は2019年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

しろくま内科小児科クリニック 檜佐 彰男 院長 & 香織 副院長

しろくま内科小児科クリニック檜佐 彰男 院長 & 香織 副院長 HISA AKIO & KAORI

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  • 出身地: [院長・副院長]神奈川県横浜市
  • 趣味: [院長]野球観戦 [副院長]ドラマ鑑賞
  • 好きな本・愛読書: [院長]宇宙兄弟 [副院長]舟を編む
  • 好きな映画: [院長]スターウォーズ [副院長]海街diary
  • 好きな音楽・アーティスト: [院長]米津玄師 [副院長]清塚信也
  • 好きな場所・観光地: [院長・副院長]相模三川公園

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